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『勾留百二十日』 [読書]


勾留百二十日  特捜部長はなぜ逮捕されたか 元・大阪地検特捜部長大坪弘道氏著の『勾留百二十日  特捜部長はなぜ逮捕されたか』を読んだ。

大坪氏は、大阪地検特捜部副部長であった佐賀元明氏とともに、犯人隠避罪で起訴された人物。新聞報道によると、同事件では、今月15日に検事による懲役1年6月の求刑、今日(21日)、明日(22日)に弁護人の最終弁論がなされ、来年3月に判決言しが予定されているということだ。

 大坪元特捜部長と佐賀元特捜副部長は、いずれも犯罪の成立を争っているわけですが…。

フロッピーディスクを改ざんした前田元主任検事が「大坪、佐賀両被告に『故意の改竄』を伝えた」と、また、前田元検事の同僚であった国井弘樹検事が、「(大坪部長被告から『ミステーク(過失)で行く』と言われ、もみ消し指示に従うしかなかった」とそれぞれ証言している状況下で、無罪判決がなされることは「駱駝を針の穴に通す」ようなものだ。

そんなこと、大坪氏も当然分かっていることであろう。

大坪氏は、検察の裏金を告発しようとした三井環元検事を有罪に導いた、山口組系組員渡真利忠光の取調べをした人物である(http://oujyujyu.blog114.fc2.com/blog-entry-1224.html)。

本文中には、「自分が検察庁を救った」と述べている箇所が何箇所かあったが、何をして救ったのかが具体的には何を書かれていない。

大坪氏は、三井環元検事の事件については全く何も触れていない。おかしなことだ。


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