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田代検事は停職? [感想]

今朝のYOMIURI ONLINEの記事(「陸山会事件、虚偽報告書作成の検事を停職へ」)によると、陸山会事件の捜査報告書の虚偽記載問題で、法務省が、報告書の作成者で元東京地検特捜部の田代政弘検事を停職の懲戒処分とする方向で最終調整に入っているということだそうです。

法相の判断を受けて近く発表されるということだそうですが、

田代検事の上司で、田代検事に報告書の作成を指示した佐久間達哉元特捜部長も、監督責任を理由に戒告の懲戒処分とする方向で法務省が検討しているということだそうです。

昨日の八木啓代さんのブロク(「嵐が吹き荒れています:検察庁の外にも、中にも。」)によると、朝日新聞が、

「検察審査会が小沢氏を「起訴相当」とした議決を受けた再捜査に際し、佐久間元部長は、再び小沢氏を不起訴とする理由をまとめた「不起訴裁定書」を作成したが、上級庁の東京高検などから「小沢氏が関与したとする証拠が強調され過ぎている」と指摘を受けた。元部長は裁定書を書き直した際に省いた部分を、副部長名の捜査報告書に盛り込んだ

と報じたということです。

そこで、ブログで引用されてた朝日の記事を確認してみました。19日の「特捜副部長名の報告書、部長が執筆と判明 小沢氏再捜査」という記事がそれになります(なお、朝日デジタルの記事閲覧は朝日がケチなので、登録していただかないと記事全文を読めません。新聞で全文を確認ください。)

石川知裕衆院議員を取り調べた検事が事実と反する内容を捜査報告書に記載した問題で、この内容を引用して東京地検特捜部副部長名で作成された別の捜査報告書は、実際には当時の佐久間達哉・特捜部長が執筆していたことがわかった。

この副部長名の捜査報告書も、石川議員を取り調べた田代政弘検事の報告書と同様に、小沢一郎・民主党元代表の強制起訴を決めた検察審査会に提出されていた。佐久間元部長は検察当局の調べに、「審査会にわかりやすく説明するために自ら書いた。引用した内容に、事実に反する内容があることは知らなかった」と話しているという。

ということだそうです。

検察庁が不起訴にした事件について、佐久間元部長は、なぜ、特捜部長が検察審査会に分かりやすく説明をする必要があったというのでしょうか。また、敢えて、副部長の名前を騙って、捜査報告書を作成する必要があったというのでしょうか。

佐久間元部長の弁解は不合理だと言えます。

もし、記事のとおりなら、田代検事が停職で、佐久間元特捜部長が戒告というのはおかしいような気がします。


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