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FAXの利用は急減 ? [感想]

読んでいた本の中に、

「 メールが登場してからというもの、あれだけ企業、家庭に浸透したFAXのネットワークは急減してしまいました 」

と、あたかも、

インターネットメールが、既に、企業でも、家庭でも、FAX に取って代わってしまっている

かのような記述がありました。

私の場合ですと、以前と比べれば、メールで文書を送る機会が増えたことは間違いありませんが、

やはり、メインは FAX です。

記事は、私の実感と違っています。 実際、どうなんでしょうか。

  

企業や家庭における FAX利用の頻度やその推移を調査等した資料は存在しないようで、見つけることができませんでした。

FAX機器の出荷台数に関しては、矢野経済研究所が先月25日、「出力機器市場に関する調査結果 2013」という報告書を公表していました。

この報告署によると、ビジネスFAX機器 の出荷数量は、 2011年度実績で約164万台。

それが、翌年の2012年以降、毎年 7~8 万台減少が続き、2016年には 127万台

になるということです。

ビジネス向けのFAX機器の出荷台数から、FAXの使用が減少しているかどうかを判断できるわけではありません。

しかし、緩やかに減少が続くにしろ、今後も100万台超のビジネスFAXの出荷台数が予測されているわけです。

このことは、FAX利用の需要が存在し、その需要は急減しているとは言えないことを示しています。

ビジネスの場面で、メールがFAXに取って代わったというのはなさそうです。

  

次に、家庭用のFAXの方ですが、総務省の通信利用動向調査が、世帯にFAX機器の普及状況を調べています。

下図は、平成24年調査(平成25.06.14公表)別添1「平成24年通信利用動向調査ポイン」1頁から引用した「主な情報通信機器の急いた保有状況(平成19年~平成24年)という表を引用させていただいたものです。

世帯におけるFAXの保有割合は、

平成23年  45.0% 、 平成24年41.5%

となるようです。

少しずつ、世帯におけるFAXの保有割合は減少しているようですが、

そもでも、4割も FAX は世帯に普及しています。

これは、FAX利用の需要が根強く存在しているということを示しています。

やはり、家庭においても、メールがFAXに取って代わったということはなさそうです。

主な通信機器の世帯保有状況.jpg

  

 

「メールが登場してからというもの、あれだけ企業、家庭に浸透したFAXのネットワークは急減してしまいました」というのは、

ちょっと誇張が過ぎる

ようです。


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