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ソニー生命でも個人情報漏えい [感想]

ソニー生命も、顧客5997人分の個人情報を漏洩したということです(共同通信の2013年11月25日の記事「 ソニー生命も個人情報漏えい 契約者など 5997人分 」)。

記事を読むと、 

公的機関が差し押えた生命保険の解約返戻金の解約手続を進めるに際して、求められてもいないのに契約者が払い込んだ保険料の総額を教えるなどしていた

ということだそうです。

本当だとすると、

ソニー生命は 差し押さえとは関係しない契約者の個人情報を、わざわざ、役所に漏らすような、とんでもないことをしていた

ということになります。

本当なのでしょうか。 

 

ソニー生命が公表しているニュースリリース(2013年11月25日付「差押債権者様等に対する不必要な開示について」)を確認してみましたが、記事の内容とは少し事情が違っているようです。

今回の漏洩は、

ソニー生命が、(契約者に代えて、) 差押債権者に郵送していた 「解約手続のお知らせ」の、「既払保険料」欄に マスク をしないで送っていた、ということになるようです。

 

既払保険料の金額がそのまま載せられているので、目には入るわけですから、

「求められていないのに教えた」

ということは間違いないのでしょうが、ちょっと 記者の悪意が 感じられるような記事であることが分かりました。

 

差押えの際の 生命保険会社の契約者の個人情報の漏洩については、

住友生命が今年の8月下旬に 3万3千人分の個人情報の漏洩を公表し(産経ニュース2013年8月22日「3万3千人の個人情報流失 住友生命、誤って書類提供」)、 

日本生命なども今月初めに1672人分の漏洩があったと公表していたところでした(北海道新聞の2013年11月1日の記事「日本生命が顧客情報漏えい 1672人分、国などに」)。

 

ソニー生命の公表が遅すぎるきらいがありますので、それが記者の反感を買ってしまったのでしょうか。


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