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手形訴訟は年間 たったの 200件 [驚き]

オリンパスの濱田正晴さんが会社と和解した件を担当した裁判官について確認していた際、

東京地裁民事第8部の構成が目に止まりました。

甲合議係、乙合議係、A合議係、B合議係の4つの合議係と、い係、ろ係、は係、に係、ほ係、と係の6つの単独の手形係があるようです(「東京地方裁判所(民事部)担当裁判官一覧」参照)。

 

ところで手形訴訟の事件数ですが、6つの係で分担しないといけないほどあるのでしょうか。気になりました。

4年前の2012年(平成24年)2月12日のブログ(「 手形の利用は激減している(続き)」)で、地裁と簡裁における平成3年から平成22年までの手形訴訟の新受件数について触れていましたが、その後はどうなのでしょう。

平成26年までは司法統計で確認可能なので、平成26年までの分を繋げてみました。 それが下表となります。

平成26年は、なんと手形訴訟は 全国で 217件 でした。

でんさいが普及したのか、単に手形が使われなくなったのか、その両方なのかは調べていませんが、1万件近かった15年前のことを思うと、隔世の間があると感じ入りました。 

 

手形訴訟推移.jpg


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コメント 4

mm

ついこの間手形訴訟やりました。最近は、司法試験で手形法やらないみたいですね。
by mm (2016-02-23 16:30) 

tomo-law

mmさん、それは、今となっては レア な体験をされていますね。 羨ましい限りです。保証のために差入れられている手形についてのものなのでしょうか?

振り返ってみると、事務所荒らしが多かった17、8年前には 被告側で手形訴訟を受けていましたが、それ以降はまったくありませんでした。電債は、ここ数年のことですから、東京地裁が「善意の第三者」を認めなくなった影響で、盗難手形の手形訴訟提起が無くなってしまったということなのでしょうか。 自分の中では つい少し前のことですが、隔世の感を禁じ得ませんね。
by tomo-law (2016-02-23 18:33) 

mn

去年の6月の事件でテ7号でした。
保証の趣旨で裏書した裏書人に対する遡及権の事件です。
異議が出てまだやっているので内容はお話しできませんが。
by mn (2016-02-23 22:13) 

tomo-law

mnさん、情報提供ありがとうございました。

手形法のことですが、司法試験受験中の手形の勉強は何だったんだという気持にホントとなりますね。

「前田の二段階創造説」なんて言っても、「何スか、それ」って言われるようなことになろうとは20年前はまったく思ってませんでした。
by tomo-law (2016-02-24 08:53) 

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