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濱田さんがオリンパスを再度訴えていた訴訟の和解 [感想]

内部通報を理由に不当な配転をされたとしてオリンパスを訴えた社員の濱田正晴さんが、配転無効が最高裁判決で確定したにもかかわらず、その後も不当な扱いが続いているとして、再度、2600万円の損害賠償と職位の回復を求めて会社を訴えていた訴訟で、

会社が濱田さんに1100万円の解決金を支払うなどの内容の和解が成立することとなったということです(日本経済新聞2016年2月17日「オリンパス訴訟で和解 内部告発で配置転換の社員」) 。

 

濱田さんが会社を再度、訴えることとなったことについては、平成24年(2012年)9月4日のブログ(「濱田さんがオリンパスを再提訴」) で触れていましたが、そのブログを読み返してみると、濱田さんのオリンパスに対する賠償請求の金額は 1500万円だったようです。2600万円の損害賠償を求めていたと報じている今回の記事と金額が合いません。

濱田さんは、オリンパスを平成24年(2012年)9月に再度提訴から2カ月後となる、同年11月にも、再々度、オリンパスを提訴していて、そちらの分の賠償請求の金額が1100万円で、それら二つの訴訟の損害賠償額を足した金額が 2600万円 であるようです(My News Japan2013年3月10日佐藤裕一氏「内部通報者に報復続けるオリンパス  勝訴確定の濱田氏をチームリーダーから解職、無効求めまた裁判」) 。 

 

ところで、平成24年(2012年)9月提起の訴訟について、提訴から3年以上経った平成28年(2016年)2月に和解となつたということになりますが、なぜ そんなに時間が掛かっているのでしょう。和解期日を重ねでもしたのでしょうか。

濱田さんのブログを見てみると、訴訟は平成26年(2014年)12月8日に終結し、翌年3月に判決言渡しが予定されていたようです。

判決の言渡しが延び延びになっていたところ、一転、和解となったということのようです(オリンパス現役社員のブログ「公益通報者が守られる社会を ! ネットワーク」2014年12月10日「浜田正晴氏の第二次訴訟が結審3月判決へ~平成26年12月9日 ブログ記事」、同2016年1月22日「オリンパス現役社員濱田正晴とオリンパス(代表者:笹宏行社長)の内部通報制裁人事訴訟弁論再開期日」)。 


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