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地裁・区裁・簡裁の新受件数(明治8年~平成11年) [豆知識]

林屋礼ニ先生の「明治期民事裁判の近代化」では、司法省民事統計年報を整理して、明治8年(1875年)から平成11年(1999年)までの、民事訴訟の第一審新受件数の推移をグラフ化した表が125頁に掲載されています(下図は同頁のグラフを引用させていただいたものとなります。)。

区裁判所とは、戦前の、大審院-上等裁判所-地方裁判所-区裁判所 と四種類設けられた裁判所の一つで、地方裁判所とともに第一審裁判所となった裁判所のことです。

 地裁・区裁・簡裁の新受件数(明治8年~平成11年).jpg

明治8年の民事訴訟の第一審新受件数は 32万3588件 であったということです。

明治初年の日本の人口は 3555万人で、現在の3分の1弱に過ぎなかったということですから、

人口が3倍強である今日的に見れば、地裁・簡裁の第一審民事訴訟が 年間100万件 提起されているという感覚ということになります。 

 

明治8年以降の紛争事件数は勧解(今日の調停に相当する制度)の事件数を加えるとかなりの数に数になることを「司法省民事統計年報」から知った学者からは、ほんらい日本人は権利の主張に積極的であったのに、その後、政府によって訴訟の抑制政策が採られた結果として事件数が減じてきたという見解が唱えられてきているそうです。

 

こんな話し、初めて聞いて、驚かれませんでしたか。 

 


明治期民事裁判の近代化

明治期民事裁判の近代化

  • 作者: 林屋 礼二
  • 出版社/メーカー: 東北大学出版会
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 単行本

 


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