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自転車保有台数は 約 7200 万台 [豆知識]

日本における自転車保有台数は 約 7200 万台ということが 官庁における 共通認識 だということになるようです。

下のグラフは、国土交通省「平成26年度 政策レビュー結果(評価書)」「平成27年3月『自転車交通』」9頁「図1  自転車保有台数の推移」を引用したものですが、グラフは自転車の保有台数が平成25年(2013年)は 71,551千台 であることを示しています。

自転車保有台数のデータは、警察庁の「自転車施策をとりまく環境」で引用されている「■ 自転車保有台数の推移」や、総務省の「自転車交通安全対策に関する行政評価・監視(PDF)」「図表 1-⑴-①  我が国における自転車保有台数の推移(昭和45年~平成25年)」でも確認することができますが、それらはいずれも国交省と同じデータが使われています。

自転車保有台数 7200万台.jpeg

  
ですので、自転車保有台数は 約7,200 万台で決まり、
     
と思っていたところ、それと 矛盾する資料が見つかってしまい、頭の中がこんがらがってしまいました。
   
その矛盾する、おかしな資料とは、
   
■ 自転車保有台数は、自動車保有台数より多く 平成17年で約8,700万台である 
  
とする、国土交通省道路局地方道・環境課 道路交通安全対策室作成の「自転車をとりまく話題」という資料のことです。
  
11頁には、下に引用した 自転車保有台数が(平成17年で) 8,700万台 であるとするグラフが掲載されています。
    
資料は http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/bicycle_environ/1pdf/s1.pdf のものですので、国土交通省の資料であることは間違いところです。
   
平成17年に作成された審議会資料であるようですが、どの審議会のものであるかは分かりません。
    

自転車保有台数8700万台.jpeg


現在のスタンダードである自転車保有台数 7,200 万台 については、【 出典 】として
 
昭和45年から平成20年までは 一般社団法人自転車協会 資料
 
が示されていますが、
  
そこで引用されている 自転車協会の資料とは、平成23年10月社団法人自転車協会作成「自転車工業の概観」22頁の「(参考)自転車保有台数の年別推移試算表」のことだと思われます。
 
下表が、(参考)自転車保有台数の年別推移試算表を引用したものですが、その表では、平成17年時点で 8,600万台 と試算しています。
   

なのに、なぜ、この資料が 7,200万台の根拠になるのでしょうか。
   
矛盾するのではないかと思えるのですが、よく分かりません。
       
 (参考)自転車保有台数の年別推移試算表.jpg  
       

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