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叙勲の一般推薦制度 [感想]

「推薦してください  公共の分野で功績のある方」と書かれた 突出し広告 が中日新聞朝刊に10日ほど前に掲載されていました。

一般推薦制度.jpg政府広報オンラインで確認したところ、5月16日の読売新聞を皮切りに、5月22日の日経新聞まで、計74紙に広告掲載されていたようです。広告費用として、どれだけの費用が掛かっているのでしょう。 

この「一般推薦制度」ですが、平成14年8月7日の閣議決定(「栄典制度の改革について」、)により新設され、平成15年秋から一般推薦枠での受章者が出しているます。

  

春秋叙勲の候補者としてふさわしい方を一般の人に推薦してもらうという制度のことで、人目に付きにくい分野において真に功労のある方や多数の分野で活躍し功労のある方などを春秋叙勲の候補者として把握するためのもの

ということだそうです(内閣府のホームページ「春秋叙勲の候補者としてふさわしい方の推薦(一般推薦)について」参照)。

    

 内閣府の「時代の変化に対応した栄典の授与に関する有識者懇談会」のページの平成28年4月18日開催された有識者懇談会(第3回)の参考資料として「平成27年秋の叙勲・褒章結果」が掲載されています。叙勲・褒章の受章者数は 1/2(PDF形式:455KB)に、一般推薦の受賞者数は 2/2(PDF形式:493KB) に掲載されていますが、概況がわかりやすいので、下に引用させていただくことにします。

受章者は、 春、秋とも

叙勲   約4,000人

褒章  約 7~8,00人

というところで、受章者のうち 一般推薦枠での受賞者の方の数は、春、秋とも

叙勲      数名

褒章      数名

でしかありません。推薦の受付は毎回100件程度あるようですが、狭き門となっているようです。

 

こんなことを10年以上続けていれば、「無駄使い」ではないかという声が出てきてもおかしくなさそうですが、そんな声 聞いたことありませんでした。

 

平成27年秋の叙勲褒章結果(受章者数).jpg        平成27年秋の叙勲褒章結果(一般推薦分).jpg


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