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東京都のカラス対策 [感想]

誰が言っていたのか覚えていませんが、テレビで男性コメンテーターが、
     
「石原慎太郎前々都知事も、出張時に スイートルームを使っていたが、舛添都知事の場合と違って、石原都知事は『カラスを減らしたり』とか 目に見えるような実績を出していた… 」
    
と話しているのが 耳に入ってきました。
   
石原都知事のスイートルームを使っていたことは本当のことのようです(LITERA 2016年5月9日「舛添より酷かった石原慎太郎都知事時代の贅沢三昧、登庁も週3日! それでも石原が避難されなかった理由」) 。そう言えば、そんな報道も嘗てありましたね。
     
舛添氏も同様なことなのですが、「公務のため」であるかのような、子供じみた言い訳が 余りに「せこい」ため、油を注いでしまったような気がしています。
   
人徳という面もあるのかもしれません。
   
舛添氏は「私の原点、そして誓い」という本で、北九州の母親介護のために5年間通い続けたことを書いていますが、私などは単純に、偉い人なんだなぁ と思ったりしていました。 でも、人を見る目がなかったようです。 
         
    
ところで本題の方は、カラスについてです。 
   
東京都環境局のホームページの「カラス対策」のページを見てみると、 「生息数等の推移(取組状況)」として、東京都におけるカラス対策についてのこれまでの取組を 説明している。
 
東京都では、増えすぎたカラスから生じる被害を防止するために、平成13年度(2001年)から 都市部を中心としたカラス対策に取り組んでいるとして、
     
平成13年(2001年)から平成16年(2014年)までのカラスの生息数の推移をグラフにしたものを載せています(下のグラフは東京都環境局の「生息数等の推移(取組状況)」から引用)。
 
 カラス生息数等の推移.png
       
平成13年(2001年)の 56,400羽 が、
   
平成26年(2014年)には、その約4分の1の 14,900羽 になったということです。
 
それだけカラスが減れば、誰でも気付きますので、目に見えた成果だと言えます。  
         
 
石原慎太郎氏の 東京都知事就任期間は、1999年(平成11年)4月23日から2012年(平成24年)10月31日です。したがって、カラス対策は石原氏が進めた政策の実績であると言えることになります。
   
「生息数の推移(取組状況)」では、捕獲数の推移も掲載されていますが、毎年カラスを1万羽以上、捕獲し続けていることによって、現在の状況が保たれていることが理解できません。  
  
カラス対策を採るのであれば、相当すのカラスの捕獲を継続していかないと意味がありません。
 
カラスの捕獲数の推移.png     
 (東京都衛生局「生息数等の推移(取組状況)」から引用)
   
   
東京都のカラス対策の新聞記事として、東京新聞の今年2月22日の記事がありました(「都心のカラス激減  対策徹底でピーク時の1/4」) 。
   
その記事では、カラスが激減した原因として、「カラスの天敵である オオタカ や ノスリ といった猛禽類 が都心で繁殖するようになったのも一因」であるとの 都市鳥研究会の人の声を挙げています。 
 
   
ノスリ」という鳥の名前を聞いたことがおありでしょうか。
   
私は一度も聞いたことがありませんでした。 東京では 結構見かけるのでしょうか。
     
 

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