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ちゃんと広報しないと駄目じゃないの [報告]

ゆうちょ銀行の貯金の債権差押えをすることになりました。

ゆうちょの貯金の差押えでは、ゆうちょ銀行が地区ごとに設けている貯金事務センター宛に差押命令を裁判所から送ってもらう必要があります。

今回の差押えでは名古屋貯金事務センターに差押命令を送ってもらうことになるのですが、名古屋貯金事務センターが入っていた建物は今年に入ってからは無人で、使用されていません。

センターが近くにあるので、たまたまその事を見知っていました。

名古屋貯金事務センターの移転先の住所を見つけないといけないことになりました。

 

「名古屋貯金事務センター」でグーグル検索をしても、電話番号はおろか、移転したことを示すような情報はまったく出てきません。弁護士会にも聞いたのですが、会員に広報できる情報を現時点で持ち合わせていないとの返事でした。

 仕方がないので、ゆうちょ銀行のお問合せにフリーコール電話をして聞いてみることにしました。

「052-963-3886」に電話を掛けて所在地を聞いてくださいということでした。

なので、052-963-3886に電話をして聞いてみたところ、052-963-3886が株式会社ゆうちょ銀行名古屋貯金事務センターの電話番号だということでした。

(なお、電話番号の変更はないと言ったのですが、052-963-3886をグーグル検索してみたのですが、名古屋貯金事務センターとの繋がりを示す検索結果は示されませんでした。)


教えていただいた、株式会社ゆうちょ銀行名古屋貯金事務センターの所在地は、

〒469-8794 名古屋市中区丸の内三丁目2番5号

ということになりますので、メモしておいてください。100mほど南の新築されたビルに移ったことになります。


名古屋貯金事務センターの住所が分かったので、あとは法務局で代表者事項証明書をもらってくれば、債権差押命令申立書を提出することが可能です。

代表者事項証明書をもらってくる前に、当事者目録を予め作っておこうと思い、ゆうちょ銀行のホームページで会社概要に書いてある本店所在地、代表執行役の名前をそのまま転記しました。

丸の内のKITTEが入っているJPタワーに本店があったはずですが、本店所在地は大手町となっています。本店所在地を変更したようです。


会社概要 .png



実はそうではありませんでした。

本店所在地は、代表者事項証明書では、「東京都千代田区丸の内二丁目7番2号」となっています。ホームページの「大手町」の方の記載が間違っており、本店所在地が変更されてなどいませんでした。

うっかりしてたら、ゆうちょ銀行の本店所在地を誤記した当事者目録を間違って提出してしまうところでした。


ゆうちょ銀行は、日本郵政、かんぽ生命、日本郵便とは違い、代表者の首がすげ替えられませんでした(日本経済新聞2020年1月6日「日本郵政、増田氏が社長就任 『創立以来の危機』訴え」)。

でも、ここの仕事の雑さは変わらないのかもしれません。


何で、ゆうちょ銀行は 本店所在地を、あえて 大手町2丁目3番1号 などとしてるんでしょう。


代表者事項証明書.jpg



(令和2年1月22日追加)

 債権差押命令は無事発令されたようで、名古屋貯金事務センターから、債務者の生年月日を教えてもらいたいという内容の電話を少し前にもらいました。


住民票に記載された債務者の生年月日、転居前の住所を伝えました。

今回の債務者への送達先は、訴状の送達を含め、全て勤務先(住民票上の住所には送達できない)というイレギュラーな案件でした。

係の方に、「債権差押命令の債務者の記載には、生年月日や、転居前の住所を記載した方がよいのですかね」と軽く聞いてみたところ、「そうですねぇ」という返事でした。

勉強になりました。

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