あいちトリエンナーレ2019の総事業費 [困惑]
あいちトリエンナーレ2019 の総事業費の金額を調べているが よく分かりません。
平松利英県議が、令和2年11月10日開催された愛知県議会の「令和2年一般会計・特別会計決算特別委員会」で質問をしています。トリエンナーレ推進室長は、
【トリエンナーレ推進室長】
あいちトリエンナーレ2019の総事業費は、平成29年度から昨年度の3年間で12億416万6,000余円であった。各年度の金額は、平成29年度が3,998万9,000余円、平成30年度が1億2,652万7,000余円、昨年度が10億4,780万余円であった。
あいちトリエンナーレ2019の総事業費は、平成29年度から昨年度の3年間で12億416万6,000余円であった。各年度の金額は、平成29年度が3,998万9,000余円、平成30年度が1億2,652万7,000余円、昨年度が10億4,780万余円であった。
と答弁しています(令和2年一般会計・特別会計決算特別委員会議事録)。
一昨年8月16日に開催された「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会第1回会議の「議事概要」の添付資料として「9 「あいちトリエンナーレ2019」総事業費」が掲載されています。下図がその表ですが、愛知県議会でのトリエンナーレ推進室長の答弁内容と数字が合いません。
令和元年8月16日公表時では、
平成29年度 47,652,000円
平成30年度 130,008,000円
令和元年度 1,088,246,000円
総事業費 1,265,906,000円
だったのが、翌年令和2年11月時のトリエンナーレ推進室長の答弁では、
平成29年度 39,987,000円
平成30年度 126,527,000円
令和元年度 1,047,800,000円
総事業費 1,204,166,000円 となっています。
過年度の減額修正がなされているところがチェックすべきところのようです。それと事業費総額が6100万円ほど減っています。
決算特別委員会の委員である県議会議員は、誰も気付かなかったみたいです。
あいちトリエンナーレ2019の総事業費に関しては、名古屋市の方にも資料があることが分かりました。
「あいちトリエンナーレ名古屋市あり方・負担金検証委員会について」において、第3回委員会で配布された「資料3 あいちトリエンナーレ2019の収支」 と第1回委員会で配布された「 資料17 あいちトリエンナーレ実行委員会2019年度決算見込み及び事業報告書」がそれです。
こちらは「あいちトリエンナーレ実行委員会からの報告によるとして、収入見込額が1,144,011,000円で、80,664,000円の黒字であったという内容になっています。
下に「資料17 あいちトリエンナーレ実行委員会2019年度決算見込み及び事業報告書」の1頁目の「あいちトリエンナーレ実行委員会 2019年度決算見込み(2019年11月末現在)」を載せておきます。
2018年8月の時点では計上されていた ホランティア費23,806,000円 が消えています。
2019年8月、20019年11月、2020年11月における総事業費の報告内容を作表した結果が下表となります。
こうも違っているのかと驚きました。
ただ、私の理解に誤りがありました。それは、あいちトリエンナーレ実行委員会が字、名古屋市に2019年年11月に報告した事業費は、2019(令和元)年分の事業費でした(そのことは、他の資料(資料14-2 平成31年4月1日 事業計画及び収支予算、資料14-3 平成31年4月1日 資金計画(当初))から確認できました。
ただ、1,144,011,000円が、2019(令和元)年分の事業費だったとしても、総事業費を算定するには、平成29年度分の事業費と、平成30年度分の事業費を足す必要があります。
平成20年度と平成30年度の事業費については、令和2年11月10日開催された愛知県議会の「令和2年一般会計・特別会計決算特別委員会」でトリエンナーレ推進室長が答弁している、
平成29年度が3,998万9,000余円、平成30年度が1億2,652万7,000余円
を使うと、
平成29年度 39,989,000円
平成30年度 126,527,000円
2019(令和元)年度 1,144,011,000円
総事業費 1,310,527,000円
ということで、総事業費は 13億1052万7000円 ということになります。
【トリエンナーレ推進室長】は、「あいちトリエンナーレ2019の総事業費は、平成29年度から昨年度の3年間で12億416万6,000余円であった。」と答弁していますが、その金額より総事業費は1億円も多い金額となってしまいます。
どれか適当に、数字をいじれば収まるという訳にはいかないようです。
ちなみに、あいちトリエンナーレ実行委員会が、2019(令和元)年8月16日に公表した平成29年度、平成30年度の事業費の金額の方を使って、総事業費を算定すると、
平成29年度 47,652,000円
平成30年度 130,008,000円
2019(令和元)年度 1,144,011,000円
総事業費 1,321,671,000円
となり、さらに収まりが悪いことになります。
見落とす方も見落とす方だが、よくこんなものを出す方も出す方だ。
莫迦にしすぎだ。
(2021年1月12日(火)午後5時30分一部訂正)
2021-01-11 20:06
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コメント(4)
お世話になっております
えと、資料や報告タイミングで金額がブレてるって事ですね?
予算はズレるでしょうが、減額修正なり期の決算報告はどうなったんだろう…
当方、実行委員会編纂の本の記載資料しか見ていなかったので盲点でした
ゆっくり確認してみます
追伸
かなり驚かれているのか、誤字が今回非常に多いですよ…
by 会証 (2021-01-12 19:10)
ほんとだ、誤字だらけ。注意します。
by tomo-law (2021-01-12 19:36)
減額も有ったし、
名古屋市の例の不払いもあるし、
違いは出てくるの当たり前じゃない?
by かも (2021-01-13 17:45)
かもさんの指摘どおりかもです。
あいちトリエンナーレ実行委員会が名古屋市にそしで請求しているのは3380万円です。https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21965
どう処理してるんでしょう?未収入金なのかしら?あるいは事業費から外してしまっているのでしょうか。
興味が湧きませんか、かもさんは?
by tomo-law (2021-01-13 21:32)