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事業Aと事業B [感想]

  文化庁が愛知県に送付した、補助金7829万円を採択した、平成31年4月25日付け送付した 通知書 には「2019年度『日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業(文化資源活用推進事業』採択の決定について(通知)」と記載されています。

今年6月28日のブログ(「文化庁から届いた開示文書(謎は深まる)」に掲載してましたが、愛知県が文化庁に提出した事業計画書のタイトルは「2019年度文化資源活用推進事業 実施契約書」でした。文化庁が採択した事業計画はこの「2019年度文化資源活用推進事業」であることは間違いありません。

 

  ですが、この文化庁の採択通知に対して愛知県が平成31年4月25日に送付した補助金の申請書のタイトルは、「平成31年文化資源活用事業費補助金(日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業) 申請書」で、採択された事業の名称を 微妙に変えています。


  それだけでなく、愛知県が文化庁に提出した「2019年度文化資源活用推進事業 実施計画書」と「平成31年文化資源活用事業費補助金(日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業) 申請書」添付の事業計画書(平成31年度文化資源活用推進事業 実施計画書)では、事業の予算立てが違っています。1億円の補助金を 7829万円に減らされたこはとを理由にしているだけではないようです。

  愛知県が文化庁に提出した「2019年度文化資源活用推進事業 実施計画書 」と「平成31年文化資源活用事業費補助金(日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業) 申請書」添付の事業計画書(平成31年度文化資源活用推進事業 実施計画書)を 2つ並べて、見比べたりしていましたが 何故だかよく分かりませんでした。
(2つの事業計画を並べたものを pdf として添付しますので、興味のある方は考えてみてください。)
  
  
  この2つの事業計画書(勝手に、事業Aと事業Bと呼ぶことにします)に関しての現時点での私が考察した内容(妄想)は次のとおりです。
事業対比 (2).jpg
・  A事業で予定していた 1億円の国庫補助金が0円になることが判明した。
・   (大成功を演出するために収入に計上していなった、寄付金・協賛金6000万円を掃きだすとともに、支出を4000万円減らして、1億円の国庫補助金が0円となっても、あいちトリエンナーレを開催できる予算を組み直した。
・  そうしたところ、工作が成功して、文化庁が補助金を7829万円付けてくれることになった。
・  収入が7829万円増えてしまった。予算に加えてしまった「寄付金・協賛金」の追加分の6000万円を いまさら引っ込めるわけにいかなくなり、申請者自己負担額と共催者等負担額を減額することで調整することとした。
(申請者自己負担額は愛知県、共催者等負担額は名古屋市の負担額で、金額は3:1)。
・ 負担額3対1はゴールデンルールなので、愛知県の申請者自己負担額を約5000万円、名古屋市の共催者等負担額を1600万円を減らした。

  

(作表時に作った エクセル表 を添付しておきますのでいろいろ考えてみてください。)

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コメント 3

tomo-law

「寄付金・協賛金」を 7140万円 としたのが、つまずきの石 ではなかったのかと妄想中。
by tomo-law (2021-10-19 13:14) 

会証

お疲れ様です。

寄付金・協賛金の60百万の増額は気づきませんでした。
たまたまでしょうが、あいトリ検証委員会の報告書内の芸術監督意見にあった、芸術監督が集めてきたという寄付金の金額と一緒ですね。

さておき、私も考察というより妄想レベルですが…

2018/2頃に、文化創造芸術拠点事業の補助金申請をし採択(30百万だったかな?)された所から、事業計画がおかしくなったのでは?と考えています。
この補助金、あいトリ開催での補助金という体裁ですが、当該補助金は当該年度で事業開催する前提で降りるもの。準備年には交付されないのに、申請してしまい採択されてしまった。
ここで使えない&貰えない30百万が生じました。

そしていざ2019年度。文化創造芸術拠点事業の補助金30百万と、文化資源活用推進事業の補助金1億を当てにしていたところで、前者は2018年度補助金で2019年度に使えない、更には2019年度に前者と後者の補助金は、共に採択されたとしても排他的取扱いでどちらか一方しか申請できない事が判明。
慌てていろいろな補助金を回るも不採択が続く。

しかしながら、議会には満額予算で審議&可決。
事業費の圧縮を模索するも、1億も圧縮は困難。
一番避けるべきは議会の追及。
支出圧縮しすぎても、何故減らしたと追及され、逆に収支赤字になれば負担金追加となり、何故増えたと追及される。

そんな中、内々に外部から寄付金60百万調達の目途。
更には国の補助金70百万の目途。

しかし今度は国に対する予算の見せ方。
自己負担収入が、当初予定よりも大幅に増えた場合、事業報告時に補助金の不用額認定を算出され、国から一部返還請求が来るかもしれない。
そこで、補助金収入を予算内に入れ込み、事業報告時に、当初計画よりも大幅な収入増が生じたように見えないようにした。

(ところがあいトリ事業報告上では、寄付金60百万は計上されず、代わりにチケット収入が増となった?)

まぁ、事務方のミス?が無いと成り立たない妄想です。そんな事はないはずとは思いますが…

以上、長文になりましたがご参考まで。
by 会証 (2021-10-19 21:52) 

会証

すいません、一部誤字

>そこで、補助金収入を予算内に入れ込み、事業報告時に、当初計画よりも大幅な収入増が生じたように見えないようにした。

× 補助金
〇 寄付金

by 会証 (2021-10-19 21:53) 

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