あいトリのあり方検証委員会 の予算 (1)

　「あいちトリエンナーレのあり方検証(検討)委員会」については、

「支出した事業費の支出を根拠付ける決裁文書、稟議書、及び、費用支出と費目の内訳を示す文書

の開示請求をしていました(請求書.pdf)。

　「令和元年度一般会計歳出予算の流用について」という９通の稟議書の開示を受けていました( 行政文書一部開示通知書知書 参照)。

流用について.pdf 

   職員給与を管理事務費に振り替えたりして捻出した予算を、委員会の 報償費、旅費、委託料に流用した際の、その都度の稟議書です。

これらの稟議書からは、都度の流用額とその内訳額だけしか分かりません。

なぜ事業を実施することになったのか、予定されていた全体の事業の企画の内容は分かりません。

行政文書不開示決定を受けているわけではないので、そんな文書は作成されていないことのようです(笑)。

　　

　阿呆らし。

開示請求すれば、予定されていた事業全体の予算額ぐらいは開示してくれるでしょうから、検討はそれ待ちですね。

　　

　開示から気付いたこととして、

国際フォーラムの費用　11,264,000円、国内フォーラムの費用　5,147,280円

が検証(検討)委員会の予算とされていることです。

あいちトリエンナーレ2019 の元々の企画ではなくて、検証(検討)委員会の事業費として支出されているというわけです。 肥太り？

　　

次回は、全体の開示が揃うまで半年要した 報償費 の開示内容の掲載をします。

　　

 

コメント 3

お疲れ様です

既に開示請求されているかもしれませんが…

一連の書類は予算振替なので、起案が予算部門になっていますね
おそらく実行は委託契約等のようですので、それらの契約仕様書が存在するはずと思います

当該仕様書には、県側担当部門が記載のはず
そこに、多少なりとも開催理由、内容の記載はあるのかな？と推測します

また、積算が手積みか見積徴収かがわかりませんが、見積徴収であれば、その日付で当該企画の開始時期が多少は推測できると思います

あとは代決規定確認要ですが、この手の支出行為実行における決裁が誰によるものか？
局内、部内レク資料や、当該時期の定例会議議事録等の開示で、なんらかの意思決定に基づく開催記録があるのか、記録もなく個別職員の頭の中のみで当該支出が行われたのか、もはっきりするのかな…と

最後少しまとまりない文明で恐縮ですが、ご参考まで
by 会証 (2021-12-07 08:22) 

会証さん、いろいろな御指摘ありがとうございます。また、いろいろ開示の対象があることは理解していたのですが、「行政文書の特定」をどうしたら、誤魔化されずに開示させることが可能かと考えあぐねていたところでしたので、大変参考になりました。

決裁は、愛知県行政組織規則で、あいトリの事務は、文化芸術課の事務の中に入っているということで、文化芸術課長が、予算も含め、決裁していると理解していました。
そんな下いレベルが決裁していいのかとは思いますが。

そのうち調査しようと思っていますが、ＮAMIMONOGATARI2021 も同じで、「国際観光コンベンション課に国際展示場室を置く」とされていて、「国際展示場室においては、国際展示場に関する事務を処理する。」となっていることから、同課が第三者委員会を仕切っていることになっていると思っています。

by tomo-law (2021-12-07 11:38) 

お疲れ様です

あの手の検証委員会は、自治体行政や法令界隈では「付属機関」とも称されるようです

設置にあたっての適法性についても、条例法令に基づくものと、裁量で設置するものがあり、後者はどうも各所でしばしば住民監査請求や訴訟になっている模様

ただ、最高裁判断が出ておらず、下級審においても意見が分かれているとの記事もみかけました

今回の検証委員会は、法に基づくものではなく、裁量で設置したものと思われます

要綱や実務内容からの、裁量設置の是非
報奨金等支出方法の適法性
支出金額の妥当性

これらが、勝手推測ですが、あの検証委員会に対して監査されるべき事項の項目例、視点の一例になるかな、と思いました

参考に一つwebで見つけたページ貼っておきます
ご参考まで
by 会証 (2021-12-08 08:24)