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無手勝流 補足3-伊藤幸男氏の場合 [資料]

 伊藤幸男氏は、2021(令和3)年2月19日に 御自身の facebook 上に、「愛知県リコール署名の事実と推理」という表題の 論紺 を掲載されています。
   その論考では、水野昇氏が令和2(2020)年12月4日に尾張旭市選管から持ち出した署名簿の枚数は55枚だったと述べられています。その枚数の訂正は今日までなされていません。
   
  
   リコールの会が、水野昇氏を被告として提起した署名簿引渡請求訴訟では、伊藤幸男氏の供述されている55枚ではなく、守山警察署が作成する令和2年11月6日付「警察安全相談等・苦情取扱票」に活字となっている54枚の返還請求をしています。その理由は立証が容易だからです。
 
         
  そんなことから、水野氏が選管から持ち出した署名簿の枚数は 54枚だった という前提で、訴訟審理は進むことになりました。署名簿の枚数が実際には 55枚であったのかどうかは、訴訟の審理対象から外れることになりました。
   
   伊藤氏が55枚と言っていたことは審理上、問題にされることがないものと予定されていたのですが、水野昇氏が、どういう理由からなのか知りませんが、被告の主張立証活動として、伊藤幸男氏の陳述書を提出し、伊藤幸男氏の人証申請をされることになりました。
 
   私としては、伊藤氏は陳述書において、署名簿の枚数を55枚と言っていたが、これこれの理由から54枚の間違いであったと、伊藤氏は弁解され、自らの首を締める、苦しい言い訳をするだけのことだと思っていました。伊藤氏がどんな弁解をするのかだけを楽しみにしていました。
そんな風に思っていたのですが、伊藤氏には、肩すかしをくらってしまいました。
   
  と言うのは、 伊藤氏が裁判所に提出した陳述書では、水野氏に渡した署名簿は 54枚だっと述べられているだけで、それまでに55枚と言っていたことについて、全く触れられていなかったからです。
 気の効いた弁解などできそうにありません。そのため、55枚などと言ってなどいなかったことにして、正面突破を図られたようです。
  
  誠実な御人柄であるとは到底、窺ことはできませんが、やむを得ないところなのかしれません。
  
  末尾に、 伊藤幸男氏の陳述書、水野氏作成の証拠説明書と、伊藤幸男氏の人証申請に関するしょうこ証拠申出書を添付しておきましたのでご参照下さい。(陳述書の下線はブログ主が付したものです。)
   
   なお、争点は署名簿の紛失なので、伊藤幸男氏の人証申請は却下されています。
    
  
 署名簿の閲覧は、請求代表者の特権で、特権に伴う重い責任があるということですので、署名簿を閲覧してきた伊藤幸男さんには署名簿閲覧結果を整理して作表している票の開示を請求させていただくことにしたらいいのだという気付きがありました。
  
  

【陳述書】

    乙第20号証

 

令和3年10月12日

陳述書

名古屋地方裁判所民事第5部合議B係 御中

住所

TEL090-〇〇〇-××××

証人予定者 伊藤幸男  印

 

第1 陳述の趣旨

(1)          被告が本件訴訟の原因となる54枚のリコール署名簿は、被告が抜き取ったものではなく、証人が許可を出して預けたものであるということの事実。

(2)          被告が本件訴訟の原因となる54枚のリコール署名簿を、被告が窃盗したとして原告リコールの会から愛知県警本部に告訴するにあたって、原告リコールの会より証人に対して、被告が54枚のリコール署名簿をどのようにして保管するに至ったかの、説明を求める電話があったということの事実。

(3)          被告に本件訴訟の原因となる54枚のリコール署名簿の引渡を請求した。原告らリコールの会の政治団体としての実働性、及び、リコール署名簿を管理すべき正当なる権利を有する団体では有り得ないという事実。

 

第2 証人予定者と原告リコールの会との関係

 証人は、原告リコールの会の令和2年8月25日から開始された、大村秀章愛知県知事の解職請求署名運動(以下「リコール署名運動」)において、請求代表者であり、ボランティアであった。

 

第3 証人予定者と被告との関係

 証人は被告とは同じリコール署名運動の請求代表者と受任者との関係でありボランティアであった。

 

第4 証人による陳述

1、令和2年11月4日午後11時30分頃に、原告リコールの会の旧事務所から柴田真利氏(乙10)に委託された約100枚のリコール署名簿が、尾張旭市の選挙管理委員会でリコール署名簿のナンバリングをしていた証人に届けられた事実。

2、令和2年11月4日午後11時30分以降に、尾張旭市の選挙管理委員会がある尾張旭市の市役所内で、証人と被告と、柴田真利氏(乙10)の3名で、原告らリコールの会の旧事務所から証人の元に届けられた約100枚のリコール署名簿を整理した事実。

3、上記1、2、の事実に関しては、証人からの詳細説明としては以下である。

「11月4日深夜の尾張旭市でのこと。追加署名簿が届けられたことが偽物発見に繋がったというくだり。こうです。

夜中、11時過ぎに携帯に電話があった。追加の署名簿があるので今からそちらに持っていきたいがいいか?と。

こんな遅くにまだ追加があるの?困るなあ、もう目一杯だよ、もう限界だよ、止めてくれよ、と私は思ったが、ボランティアたちが頑張って集めた署名だ、あだやおろそかには出来んだろうなあとため息混じりで、いいよ、すぐ持ってきてと答えた。

で、しばらく経って柴田君が市役所に着いた。その時、全く偶然に水野昇氏も市役所にやって来ていた。

私は市役所の夜間出入口に迎えにいって、二人がそこにいるのに驚いた

聞けば全くの偶然。しかし、こんな真夜中に水野氏が陣中見舞いに来てくれたことが偽物発見、公表に繋がったのだから、天の計らいだったのでしょう。こんなでたらめは許してはいけませんと天が案配されたのだと私達は、後になってからだが、思ったものだ。

まあ、それはともかくとして、柴田君がそういうことを知らずに貴重な署名簿をほったらかしにしておくわけにはいかないと真面目な気持ちで届けたのです。

彼は朝からあちこちの選管を回ってナンバリングなどを手伝っていたらしいが、夜中に立ち寄った事務所で未提出の署名簿を発見、ああ、届けなきゃと焦って尾張旭市に来てくれた。この事は、実は後日、彼も守山警察署に呼ばれて証言しているので、信じていいことです。

つまり、事務所に置き忘れてあった署名簿にも偽物が紛れ込まされていたということ。

なぜそんなヤバイものが事務所に置き忘れてあったのかは不明ですが、事務局員が何かやっていた痕跡でしょうね。

という経緯で真夜中に尾張旭市に偽物混じりの署名簿が届けられ、それに水野氏が気づき、私が提出却下し、水野氏がツイッターかなにかで公表してしまった。

で、今日の大騒動の幕開けとなった。」

4、被告が原告リコールの会から、被告が54枚のリコール署名簿を持ち去ったとして窃盗罪として告訴されることを、原告リコールの会の田中孝博事務局長が証人に示唆した事実を、以下、証人として陳述する。

 「 昨年の11月8日12時頃、リコールの会の事務局長の田中孝博から証人に突然電話がかかってきた。証人は事務局長の田中孝博とは何の面識もなかったのだが、私も一応請求代表者だから組織的関係はあるわけだ。

 事務局長の田中孝博から証人への電話の内容は、『11月4日夜、尾 張旭市であったことを聞きたい。水野昇が署名用紙を盗んだので警察に告発したい。側に弁護士もいる。』そんな趣旨だった。

 そこで、証人は『それは誤認です。水野さんはたまたまそこにいただけで、その署名用紙を私が預けたのです。その署名用紙はでっち上げのものだと私が判断し選管への提出は却下したのは私です。私はその時まだ署名簿提出の実務に追われていたからそのでっち上げのの署名用紙をたまたまそこにいた水野さんに預け、預けたままそれを忘れて帰ったというのが事実です。彼は盗んだわけではないし、提出を却下した責任は私にあります。』そんな風に詳しく説明した。

 上記のように詳しく説明したにもかかわらず、田中、というか、高須=田中というべきかは分からないが、とにかくこの連中は水野昇さんを守山警察に告訴した。

 署名用紙をリコールの会に返せとも言っているらしい。」

5、最後に、証人より、被告に本件訴訟の原因となる54枚のリコール署名簿の引渡を請求した、原告らリコールの会の政治団体としての実働性、及びリコール署名簿を管理すべき正当なる権利を有する団体では有り得ないという事実を以下、証言する。

 愛知リコールの会の請求代表者はというのはどういう責任があるのだろう?

 請求代表者は選管に提出された署名簿を閲覧することが出来た。

 特権だろう。

 そういう特権を与えられているということは逆に非常に思い責任もあるということではないか?

 請求代表者が存在しなければリコール請求はできない。

 リコール運動が存立し多くの受任者が駆け付け、県民が聖なる意思を示したのは請求代表者が呼びかけたからだ。最後まで責任を果たさなければならない。

 しかし、今、請求代表者はどうなっているのか?

 何をしているのか?

 請求代表者は高須さん、田中孝博、渡辺美智代を含めて37人いる。

 しかし、私の知る限り、昨年11月以降、一度も全体で集まったことはない。

 そういう呼び掛けもなかった。

 それどころか、11月16日付けで少なくとも私に届いた通信には、「今後、高須と事務局はリコールの会の活動には参加しない」と宣言されていた。

 つまり、高須さんも事務局も、昨年11月16日をもってその立場を離れた、放棄した、リコール運動の後始末の責任も放棄した、ということである。

 請求代表者はほったらかしにされた。

同時にボランティアに達も応援してくれた方々もほったらかしにされた。

 後始末は誰がすればいいのか?

 警察に押収されている署名簿はどうなるのか?

 大量の偽物を含んでいるとはいえ、9万筆を超える本文の署名はあるのだ。

 それは聖なる署名だ。

 丁寧に丁重に扱われなければならないものだろう。

 それが署名してくれた方々、集めてくれたボランティアの方々に対する経緯であり感謝であるはずだ。

 また、お金の問題もある。

 残ってはいないかもしれないが、その出入りについては公明正大に報告されなければならない。

 他にも懸念されることはあるが、こういう後始末は誰がつければいいのか?

つけなくてもいいのか?

我が国を驚かせた愛知リコール運動が警察の手で片付けられるだけでいいのか?

私は憂えている。

以上の理由から、証人は、原告リコールの会には、すべてその政治団体をとしての実働性は無く、原告らは被告に、本件訴訟の原因となる54枚のリコール署名簿の引渡を請求する資格は、無いものと断ずる。

以上

 

【証拠説明書】

令和3年10月14日付「証拠説明書5」における、乙第20証についての証拠説明の記述。

 

番 号  乙20

標 目  陳述書(乙20)

原本写しの別  写し

作成日  令3.10.12

作成者  伊藤幸男

立証趣旨

 伊藤幸男氏による本件訴訟の原因となる、被告の水野昇が54枚のリコール署名簿を預かった経緯と、原告リコールの会の政治団体としての実働性の無さと、本件リコールの会は本件訴訟の原因となる54枚のリコール署名簿の引渡を請求資格は、無いものと断ずる陳述。

 

【証拠申出書】

伊藤幸男を人証申請した令和3年7月12日付「証拠申出書」の立証趣旨、尋問事項の記載内容。

 

立証趣旨

(1)    被告が本件訴訟の原因となる54枚のリコール署名帆は、被告が抜き取ったものではなく、証人が許可を出して預けたものであるということの事実。

(2)    被告が保険訴訟のゲインとなる54枚のリコール署名簿を、被告が窃盗したとしいて原告リコールの会から愛知県警本部に告訴するにあたって、原告リコールの会より証人に対して、被告が54枚のリコール署名簿をどのようにして保管すに至ったかの、説明を求める電話があったということの事実。

 

尋問事項

1 被告と伊藤幸男との関係。

2 原告リコールの会と伊藤幸男との関係。

3 伊藤幸男は、被告が令和2年11月4日に54枚のリコール署名簿を尾張旭市選挙管理委員会に提出せずに、被告が預かって保管していた事実を知っているか。

4 伊藤幸男は、被告が令和2年11月4日に54枚のリコール署名簿を尾張旭市選挙管理委員会に提出せずに、被告が預かって保険していた事実は、正当性があったと考えるが。

5 令和2年11月8日、リコールの会の事務局長の田中孝博から伊藤幸男に電話がかかってきた事実はあるか。

6 令和2年11月8日、リコールの会の事務局長の田中孝博からの伊藤幸男に電話した内容は、どのようなものであったか覚えているか。

7 その他、原告リコールの会が本件訴訟の原因とする、被告が保管していた54枚のリコール署名簿に関連する一切の事実。

以上

 


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AI(愛)

何度読み返しても、客観的な事実というよりご自分達の主観的事実でしかないように思いました。自分がその立場であれば同じかもしれないという思いもありますが、既に日時が経った状況でこれはないなと。
柴田氏が届けられる前に、誰かによって代表請求者用署名簿のみの第2弾が届けられていたり、呼び出されたと主張する水野氏を陣中見舞い等、他にも矛盾があちこちにあるように思いました。
by AI(愛) (2022-10-13 18:48) 

tomo-law

現時点で私は、追加の持ち込みが都合2回あったことに気付いてもいません。柴田真利さんの持込みの前に、別の人が請求代表者用の署名簿の持込んだということですが、そんなことがあったというのは本当ですか?

by tomo-law (2022-10-13 19:58) 

tomo-law

私の認識は次のようなものです。充分に分析できていません。知っていることがあれば教えてください。

 応援要請を受けて、尾張旭市選管に午後9時頃行った人が、水野昇さんを建物に入る前に見た。その人が部屋に入った際には、請求代表者と事務局の人がいた。午後10時から30分ナンバリングをしたあと、新たに応援で来た人に作業を代わってもらい建物を後にした。その際も水野さんを見た。ナンバリングを代わった人も作業を終えて午後11時に帰った。
請求代表者の伊藤幸男さんは、午後10時に部屋を出てしまっていて戻ってこなかった。
 応援要請を受けて駆けつけた人が、10人ほど、午後10時40分頃、尾張旭市市役所の駐車場集まったが、人が足りているということで、集まった人は帰った。
by tomo-law (2022-10-13 20:41) 

AI(愛)

お疲れ様です。
私もツイッター上でナンバリングのお手伝いをされた方々のツイートを見つけ把握した次第ですが、後から入られた方が事務局の人とツイートされたのは受任者さんのようです。お二人目の方が、第2弾の署名簿が届けられお一人でナンバリングされた事も午後10:32にツイートされてました。
ツイートと選管の点検表から、お二人目の方がナンバリングされた第2弾は署名簿番号10035〜10106番だと読み取れます。
また、水野氏の尾張旭選管でのナンバリング状況のツイートは、選管に問合せてツイートされていたものだと思います。
私もツイッターには不慣れにて、該当ツイートが必要であればツイッター上にあげる事は可能です。
by AI(愛) (2022-10-13 22:17) 

tomo-law

あげてください。AI(愛)さん。
by tomo-law (2022-10-13 22:30) 

AI(愛)

ツイートひとつずつのスクショになりますが、時系列を整理し明日にでもあげますね。
by AI(愛) (2022-10-13 22:45) 

tomo-law

よろしく。AI(愛)さんにとっても 魔除け になって良いのではないでしょうか(笑)。
by tomo-law (2022-10-13 23:17) 

AI(愛)

該当するツイートのスクショをツイッター上にあげましたので、ご確認下さいませ。
by AI(愛) (2022-10-14 09:11) 

tomo-law

柴田真利さんの前の、第一回目の持込みがあったことの根拠は どの部分になるのでしょうか?
by tomo-law (2022-10-14 09:53) 

AI(愛)

お二人目の方(②-1)が午後10時32分にツイートされてる、「尾張旭市は今持ち込まれた分は問題なく受付です。」です。
それまでの署名簿は連番で、この追加分から10000台の番号に。そして、柴田氏の持ち込んだ分が13000番台だったかと。
by AI(愛) (2022-10-14 10:20) 

tomo-law

そういう事ですか。スタンパーが一台しかないことから、一応納得できました。
 裏どりをして確実にしないといけないとも思いました。
by tomo-law (2022-10-14 10:54) 

AI(愛)

ツイッター上でお名前を出すのは控えましたが、このお二人はツイッターからも誠実に活動された方々だと思えましたのでツイート内容は信用出来ますし、もしおたずねになられたとしても誠実にお答え下さるのではないでしょうか。
by AI(愛) (2022-10-14 11:14) 

AI(愛)

違っていたらすみません。
by AI(愛) (2022-10-14 13:00) 

tomo-law

 私も、お二人の方は 2020年12月頃 から注目させていただいておりました。
私もAI(愛)さんと同様、お二人とも信頼できる方だと思っております。
by tomo-law (2022-10-14 13:26) 

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