SSブログ

無手勝流-補足4-水野昇氏の陳述書 [資料]

   リコールの会が、水野昇氏に対し、水野氏が令和2(2020)年11月4日に尾張旭市選管から持ち出した署名簿の引渡しを求めた署名簿引渡請求訴訟に関しては、既に、地裁と高裁の判決、水野氏の証言については既にブログにアップしています。(ただし、長いですよ。)


   ただ、水野氏の証言の内容から、水野氏が訴訟においてどのような主張をしていたのかを読み取ることは困難なことです。

そのため、今回は、水野氏が地裁において移出した、陳述書と証拠説明書を追加として上げることにしました。

  

  裁判官の尋問、被告代理人の尋問は、水野氏が提出した陳述書を前提として展開されていますが、水野氏が提出している陳述書と読み合わせてみると、よりクリアーな理解ができるのではないかと思います。


   さて、水野氏の陳述書ですが、水野氏が陳述書で述べている供述内容と、、伊藤幸男氏が陳述書で述べている供述の内容、また、水野氏が証人尋問において供述している供述内容とで、供述内容が違っていることに気付かれるのではないかと思います。

水野氏の陳述書では、下線が付された箇所が何ヶ所かあります。その下線ですが、水野氏が付していたものではありません。私が興味深く感じた箇所に、私の判断で下線を付したものとなります。


 水野氏の供述書において、興味深く感じた箇所は何ヶ所かあります。

以下、箇条書きにして並べると、

① 水野昇氏は、伊藤幸男氏の陣中見舞いと陳述書で言っていますが、水野氏は令和2年11月4日午後11時30分頃に、尾張旭市の選挙管理委員会でリコール署名簿のナンバリング作業をするために、尾張旭市の選挙管理委員会に出向いたと供述している。


➁ 水野氏は、高須克彌氏の指示による因果、心の中に沸き上がった正義の声で、犯罪性がある偽造されたと思しき、54枚のリコール署名簿を被告が保管し続けることは、精神的にも負担になることから、被告は意を決して、被告が保管し預かっている54枚の偽造署名簿を警察に届け出ることを決意したと供述している。


➂ 水野氏は、水野氏も参加していたリコール署名活動のライングループにおいて、翌日、令和2年11月6日に、愛知県守山警察署に出向き、リコール署名簿の偽造として届け出ることを告知したと供述しています。

  (でも、ライングループのツイッターは 見当たりません。)


④ 水野氏の告知を目にした鵜飼幸孝氏と竹内良二氏が守山警察署に同伴を希望して来訪した。

⑤ 令和2年11月6日に、愛知県守山警察署にリコール偽造署名簿の存在を伝えた水野氏は、かつて、ヤフオクの詐欺事件で集団訴訟に取り組んだ経験から、事件というものに警察はなかなか動かないことから、マスコミに対してアピールすることの重要性を学んでいた。そこで、この問題を「マスコミに告知すべき」と考え、知り合いのマスコミ関係者に伝えたところ、当時の愛知県内のマスコミ各社はリコール署名運動の成り行きに興味が深かったらしく、その取材時に被告が保管して預かっていた54枚のリコール偽造署名簿の原本を確認したり、そのコピーを求められたことから、リコール署名運動の信用担保を目的として、不正を許さない「正義の受任者」として、はたまた「高須克彌氏の名誉を守る」ために、一部のマスコミに、被告が保管して預かっていた54枚のリコール偽造署名簿のカラーコピーを提供したところ、あれよあれよという間にテレビニュースとなり、新聞記事となり、世間を賑わせる展開となり、被告の狙いは大当たりと相成った。

⑥ 被告の、本件訴訟の原因となる54枚のリコール署名簿の内、2枚は、被告の書類カバンの中に紛れ込んでいたので、令和3年2月10日に、愛知県守山警察署に提出、押収された。

⑦ 3枚のリコール署名簿に関しては、令和2年11月中旬頃、当時はまだ、リコール偽造署名事件は表面化もしていなかったことから、水野氏は、11月中旬頃に、水野氏が保管して預かっている54枚のリコール署名簿の内、3枚のリコール署名簿を持って、田中孝博容疑者の大先輩である知人に相談をしに行った。 その知人某氏は、政治や司法にも詳しかったことから、筆跡や指印も含めて比較検証を前提に、法的なアドバイスを期待して原本3枚のリコール署名簿を預けることにした。その直後に、愛知県守山警察署より、令和2年11月18日に任意での事情聴取の呼び出しがあり、水野氏が保管して預かっている54枚のリコール署名簿の押収を前提として持参するようにと言われ、とりあえず、手元に保管していた原本と確認できるもののみ、40枚を、愛知県守山署に持参して押収された。

⑧ この令和2年11月18日の任意での事情聴取の際、残り14枚に関しても持参するように愛知県守山警察署からは指導されていたが、その間も含めて、連日のリコール署名簿の偽造報道のマスコミからの取材攻勢で、被告は寝る間も無いほどに翻弄され、マスコミ各社への情報提供資料としての被告が保管して預かっている54枚のリコール署名簿のカラーコピーを提供していたが、水野氏は「ずぼらでだらしない」性格なので、カバンの中や事務机に山積みになった、署名簿の原本やらカラーコピーやらが混在し、ひょっとすると、原本がマスコミへの提供されたカラーコピーに紛れ込んでしまっていたのかもしれない。


となります。

  

 

 

【陳述書】

    乙第16号証

 

令和3年10月14日

陳述書

名古屋地方裁判所民事第5部合議B係 御中

住所

TEL090-〇〇〇-××××

証人 水野昇  印

 

第1 陳述の趣旨

(1)  被告が本件訴訟の原因となる54枚のリコール署名簿は、被告が抜き取ったものではなく、請求代表者である伊藤幸男氏が許可を出して預けたものであるということと、その一連の経緯の事実。

(2)  被告が本件訴訟の原因となる54枚のリコール署名簿を、請求代表者である伊藤幸男氏が許可を出して被告に預け被告が保管していた54枚のリコール署名簿を、被告がどのように保管管理していたかということの事実。

(3) 被告に本件訴訟の原因となる54枚のリコール署名簿の内、40枚(乙1-1)のリコール署名簿が、愛知県警守山署における事情聴取の際に押収されたという事実。

(4) 被告に本件訴訟の原因となる54枚のリコール署名簿の内、2枚(乙1-2)と、3枚(乙1―3)のリコール署名簿が愛知県警守山署への被告持参の際に押収されたという事実。

(5) 被告が本件訴訟の原因となる54枚のリコール署名簿の内、9枚のリコール署名簿を紛失したという事実。

 

第2 証人と原告リコールの会との関係

 最初に、証人は、本件訴訟における被告である。

 証人は、原告リコールの会の令和2年8月25日から開始された、大村秀章愛知県知事の解職請求署名運動(以下「リコール署名運動」)において、受任者でボランティアあり、原告である高須克彌氏とは、共に仲良くリコール署名活動を行った同志であった。(乙17)

 証人は、令和2年11月4日の尾張旭市選挙管理委員会におけるリコール署名簿のナンバリング作業時に、偽造署名簿と思われる署名簿を、現場責任者であり、請求代表者の伊藤幸男氏の許可を得て預かり保管したところ、原告高須克彌氏は、この本件訴訟の被告でもある証人を「リコール署名簿を盗んだ」として、令和2年11月13日、原告リコールの会から、被告でもある証人の水野昇への窃盗罪の刑事告訴(※受付番号=愛知県警察本部刑 二収第10号)(乙13)が、愛知県警本部に出され受付された。

 ちなみに、先日、被告でもある証人が愛知県警に問い合わせたところ、この刑事事件は愛知県警本部から名古屋地検に書類送検されたとのことであった。

 

第3 証人と被告との関係

 証人は、本件訴訟における被告である。

 

第4 証人による陳述

  陳述に関しては、「第1 陳述の趣旨」に基づいて陳述する。

(1) 被告は、令和2年11月4日午後11時30分頃に、尾張旭市の選挙管理委員会でリコール署名簿のナンバリング作業をするために、尾張旭市の選挙管理委員会に出向いた

令和2年11月4日午後11時30分頃に、原告リコールの会の旧事務所から柴田真利氏(乙10)に委託された約100枚のリコール署名簿が、尾張旭市の選挙管理委員会でリコール署名簿のナンバリングをしていた現場責任者である伊藤幸男氏の元に届けられた。

令和2年11月4日午後11時30分以降に、被告は尾張旭市の選挙管理委員会がある尾張旭市の市役所内で、被告と、請求代表者の伊藤幸男市と、柴田真利氏(乙10)の3名で、原告らリコールの会の旧事務所から被告らの元に届けられた約100枚のリコール署名簿を整理、ナンバリングした。

柴田真利氏が持ってきた追加の署名簿の中に、54枚の明らかに偽造された署名簿と判別できるものを被告が発見し、現場責任者である請求代表者の伊藤幸男氏の許可を得て、被告が保管し預かった。

(2) 令和2年11月5日、瀬戸市選挙管理委員会の御配慮により、ナンバリング作業の一日延長が認められたことにより、被告は引き続き瀬戸市選挙管理委員会に、リコール署名簿のナンバリング作業に従事しようと午前9時30分頃出向き待機していたところ、午前11時30分頃にリコールの会事務局幹部の山田豪氏(乙18)が来所し、山田豪氏は、前日の被告が尾張旭市の選挙管理委員会で預かり、保管している偽装された54枚のリコール署名簿を、「被告が署名簿を引き取ったこと」を理由として、被告の瀬戸市選挙管理委員会でのナンバリング作業従事を拒否した。

(※本年8月頃、山田豪氏から聞いたところ、リコール偽造署名事件で逮捕起訴された田中孝博容疑者が、山田豪氏と共に瀬戸市選挙管理委員会に来ていたが、山田豪氏と共に来所した乗用車に引きこもって、首をすくめて被告と山田豪氏とのやり取りを見守っていたとのことだった。情けない。)

 上記の山田豪氏からナンバリング作業従事を拒否された被告は、数人のナンバリング作業参加者と、リコール関連の情報交換で瀬戸市選挙管理委員会のロビーで会話していたところ、正午12時頃に、被告の携帯電話に原告高須克彌氏から電話がかかってきた。その内容としては、「あなた(※被告)が抜き取った尾張旭市の約50枚のリコール署名簿を、ただちに尾張旭市選挙管理委員会に提出するように!」との強い口調による叱責であった。被告としては「明らかに偽造署名簿であるから提出することは出来ない。」と弁明したが、原告高須克彌氏は会長命令として「すぐに尾張旭市選挙管理委員会に抜き取ったリコール署名簿を提出しなさい!」との指示を出し、電話は切られた。

 仕方なく被告は、原告高須克彌氏の指示には従い、瀬戸市選挙管理委員会を後にし、尾張旭市選挙管理委員会に出向いて、被告の保管していた54枚のリコール署名簿を尾張旭市選挙管理委員会に提出しようとしたところ、締め切りを過ぎていることを理由に、尾張旭市選挙管理委員会からは提出を拒否された。

 そういった理由から、54枚の署名簿は被告が保管し続けることになった次第である。すべては原告高須克彌氏の指示による因果でもあります。

 いずれにせよ、被告が保管し預かっている54枚のリコール署名簿以外にも、もっと多くのリコール署名簿があるのではないか、また、それらのリコール偽造署名簿は、被告らが取り組んできたリコール署名運動の信用を毀損する重大なる犯罪行為であり、さらにリコール偽造署名簿は、被告が保管し預かっている54枚以外にも、さらに多くのリコール偽造署名簿が存在するのではないか…との疑念が沸々と被告の脳裏に沸き上がり、これは警察に相談しに行かなければならないとの、正義の声が、被告の心の中に沸き上がった。

 以上の原告高須克彌氏の指示による因果やら、被告の心の中に沸き上がった正義の声やらも含めて、犯罪性がある偽造されたと思しき、54枚のリコール署名簿を被告が保管し続けることは、被告にとっては精神的にも負担になることから、被告は意を決して、被告が保管し預かっている54枚の偽造署名簿を警察に届け出ることを決意し、被告も参加していたリコール署名活動のライングループにおいて、翌日、令和2年11月6日に、愛知県守山警察署に出向き、リコール署名簿の偽造として届け出ることを告知した

 すると、その被告の告知を目にした鵜飼幸孝氏と竹内良二氏が守山警察署に同伴を希望し(乙12)、遠路はるばる来訪したので、被告はその労をねぎらって「しゃぶしゃぶ」を振る舞った(甲15)次第である。

 さて、守山警察署に出向いた被告とその他2名が守山警察署に相談した内容は、被告が提出した証拠、警察安全相談等・苦情取扱票(乙12)に詳しいので、そちらをご参照願いたい。

 ちなみにこの時は、守山警察署は被告が持ち込んだリコール署名簿のコピーを取っただけで、原本の押収はされなかった。

 ここまでが、被告が原告高須克彌氏の名誉を守るための正義の日々であったが、事実は小説よりも奇なり…という展開が、被告を襲うことになる。

 …それは次節にて…。

(3) 前節において、令和2年11月6日に、愛知県守山警察署にリコール偽造署名簿の存在を伝えた被告ではあったが、被告は、かつて、ヤフオクの詐欺事件で集団訴訟に取り組んだ経験から、事件というものに警察はなかなか動かないことから、マスコミに対してアピールすることの重要性を学んでいた

 そこで、この問題を「マスコミに告知すべき」と考え、知り合いのマスコミ関係者に伝えたところ、当時の愛知県内のマスコミ各社はリコール署名運動の成り行きに興味が深かったらしく、その取材時に被告が保管して預かっていた54枚のリコール偽造署名簿の原本を確認したり、そのコピーを求められたことから、リコール署名運動の信用担保を目的として、不正を許さない「正義の受任者」として、はたまた「原告高須克彌氏の名誉を守る」ために、一部のマスコミに、被告が保管して預かっていた54枚のリコール偽造署名簿のカラーコピーを提供したところ、あれよあれよという間にテレビニュースとなり、新聞記事となり、世間を賑わせる展開となり、被告の狙いは大当たりと相成った。

 被告が驚いたことは、原告高須克彌氏の名誉のために54枚のリコール偽造署名簿を保管し預かり、その不正をマスコミに知らしめた被告ではあったが、なんと、原告高須克彌氏はその被告の水野昇を、「リコール署名簿を盗んだ」として、令和2年11月13日、原告リコールの会から、窃盗罪の刑事告訴(※受付番号=愛知県警察本部刑二収第10号)(乙13)が、愛知県警察本部に出され、被告は腰を油化して「なぜだ?」と驚き、「どうしてだ?」と、悲しかった。

 この突然の、正義の被告を「リコール署名簿を盗んだ」として、令和2年11月13日、原告リコールの会から、窃盗罪の刑事告訴をされたことで、被告の人生はおおいに翻弄される展開となった。まさに、嵐の海の荒波に漂う笹船のごとき怒濤の日々の始まりであった。

 さで、この窃盗罪の刑事告訴(※受付番号=愛知県警察本部刑二収第10号)(乙13)は、原告リコールの会から成されたものであるが、この刑事告訴に関しては、原告ら訴訟代理人弁護士である田中智之弁護士の差配での刑事告訴であると被告は考えているが、もし可能であれば、この陳述書への認否として原告ら訴訟代理人弁護士に確認を求めておく。

 次に被告は、リコール偽造署名事件で逮捕起訴された原告リコールの会の、今も事務局長であると推認される田中孝博容疑者(乙14-8)が、このリコール偽造署名簿に関して、「重要な、なにか」を知っているのではないかと疑っている。

 その「重要な、なにか」とは、「真実性」ではなく、「真実相当性」の、「重要な、なにか」であり、この令和2年11月13日の時点では、被告としては、リコール偽造署名事件で逮捕起訴された田中孝博容疑者が、この事件の主導的な容疑者であることを確信するほどの「真実性」を立証できるような証拠を得ていなかったが、すくなくとも、被告が保管して預かっている54枚のリコール署名簿を、当時、原告リコールの会の事務局長でもあった田中孝博が、被告を窃盗罪の犯人として刑事告訴してまで、取り返そうと足掻いていたのは事実である。

 その、リコール偽造署名事件で逮捕起訴された田中孝博容疑者が、被告を窃盗罪の刑事告訴(※受付番号=愛知県警察本部刑二収第10号)(乙13)をして、足掻いてまで取り返そうとした、盗品としての54枚のリコール署名簿こそ、「真実相当性」の、「重要な、なにか」があるのではないのか?…、果たしてその「真実相当性」の、「重要な、なにか」とは、何であるのか?被告も知りたい事実である。

 この、リコール偽造署名事件で逮捕起訴された田中孝博容疑者が事務局長を務めている、原告リコールの会の被告への刑事告訴の事実から、この被告が保管して預かっている54枚のリコール署名簿こそが、当時、事件化もしていなかったリコール偽造署名事件で逮捕起訴された原告リコールの、今も事務局長であると推認される田中孝博容疑者(乙14-8)が、取り返し、隠滅したかった、「真実相当性」の、「重要な、なにか」であったのではないかと、被告は確信している。

 いずれにせよ、この原告リコールの会からの、被告への窃盗罪としての刑事告発により、愛知県守山署より、令和2年11月18日に任意での事情聴取の呼び出しがあり、被告が保管して預かっている54枚のリコール署名簿の押収を前提として持参するようにと言われ、とりあえず、手元に保管していた原本と確認できるもののみ、40枚(乙1-1)を、愛知県守山警察署に持参し押収された。

(4) 被告の、本件訴訟の原因となる54枚のリコール署名簿の内、2枚(乙1-2)は、被告の書類カバンの中に紛れ込んでいたので、令和3年2月10日に、愛知県守山警察署に提出、押収された。

 次に、3枚(乙1-3)のリコール署名簿に関しては、令和2年11月中旬頃、当時はまだ、リコール偽造署名事件は表面化もしていなかったことから、、被告は、11月中旬頃に、被告が保管して預かっている54枚のリコール署名簿の内、3枚(乙1-3)のリコール署名簿を持って、田中孝博容疑者の大先輩である知人に相談をしに行った。

 その知人某氏は、政治や司法にも詳しかったことから、筆跡や指印も含めて比較検証を前提に、法的なアドバイスを期待して原本3枚(乙1-3)のリコール署名簿を預けることにした

 その直後に、愛知県守山警察署より、令和2年11月18日に任意での事情聴取の呼び出しがあり、被告が保管して預かっている54枚のリコール署名簿の押収を前提として持参するようにと言われ、とりあえず、手元に保管していた原本と確認できるもののみ、40枚(乙1-1)を、愛知県守山署に持参して押収された。

 この、令和2年11月18日の任意での事情聴取の際、残り14枚に関しても持参するように愛知県守山警察署からは指導されていたが、その間も含めて、連日のリコール署名簿の偽造報道のマスコミからの取材攻勢で、被告は寝る間も無いほどに翻弄され、マスコミ各社への情報提供資料としての被告が保管して預かっている54枚のリコール署名簿のカラーコピーを提供していたが、被告は「ずぼらでだらしない」性格なので、カバンの中や事務机に山積みになった、署名簿の原本やらカラーコピーやらが混在し、ひょっとすると、原本がマスコミへの提供されたカラーコピーに紛れ込んでしまっていたのかもしれない

 すくなくとも、マスコミに「これがリコール偽造署名簿だ!」という証拠を提供することが、原告高須克彌氏の信用を守ることとの使命感を持っての行為であり、誤信とはいえ原本をカラーコピーして、原本とカラーコピーを間違えたことは、はなはだ面目ないと反省するところである。

 その被告の混乱迷走ぶりは、原告第2準備書面においても陳述されていた「42枚」とする新聞記事(甲14)においても立証されている、新聞報道事実である。

 さて、被告に本件訴訟の原因となる54枚のリコール署名簿の内、3枚(乙1-3)のリコール署名簿は、令和3年3月4日に愛知県警守山署への被告持参の際に押収されたという事実に関しては、3枚(乙1-3)に関しては、「田中孝博容疑者(乙14-8)の大先輩である知人に相談をしに行った。その知人某氏は、政治や司法にも詳しかったことから、筆跡やら指印を含めて比較検証を前提に、法的なアドバイスを期待して原本を預けることにしたが、しばらくの間(越年して令和3年2月頃まで)忘れていた。」リコール署名簿であり、本件2月頃に、知人某氏に預けてあったものを返却してもらい、令和3年3月4日に愛知県守山署に提出、押収された訳である。

(5) いずれにせよ、被告が本件訴訟の原因となる54枚のリコール署名簿の内、9枚のリコール署名簿を紛失したという経緯と理由としては、

被告はマスコミ提供のために54枚のリコール署名簿をカラーコピーした。

➁現在のカラーコピーは、原本と一見すると見分けがつかないほどの精度であったこと。

➂リコール偽造署名簿の騒動が事件化する過程において、被告はマスコミの取材攻勢に翻弄され、朝日新聞には「42枚」と言って、手近にあったリコール署名簿を鷲掴みにして提供したりしたことから、カラーコピーを原本と誤信して混在させて提供した可能性があったこと。

④最終的には被告が「ずぼらでだらしなかった」ことから、9枚のリコール署名簿は紛失した。                                  以上

 

【証拠説明書】

令和3年10月14日付「証拠説明書5」における、乙第16証の証拠説明の記述。

 

親 番  乙16

標 目  陳述書(乙16)

原本写しの別  写し

作成日  令3.10.14

作成者  被告

立証趣旨

 令和3年10月28日の被告への証人尋問における、原告が被告に求めた「被告が9枚の保管して預かっていたリコール偽造署名簿を紛失したことに関する具体的な被告による陳述」。

 

 


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント