出版物の年間売上は1兆7000億円台に減少 (下) [検討]
こんなときは新聞・雑誌記事横断検索 です。
新聞・雑誌記事横断検索は、NHKニュースもカバーしているので、
もしかしたら、12月29日のニュースもダイレクトに見つかるかもしれません。
そんなわけで、キーワードを 「出版科学研究所」と「出版物」、検索期間を「2009年12月1日~」として、
新聞・雑誌記事横断検索で検索してみたところ、
下の5件が ヒットしました。
昨年(2012年)の12月29日の記事は残念ながら見つかりません。
でも、NHKが、出版物の売上に関する記事を、
2011年、2010年、2009年の、それぞれ12月に、出していることが分かりました。
記事のタイトルは、一昨年(2011年)の12月31日のが、
出版物売上 去年比 700億円減 雑誌は26年ぶり1兆円割れか
その前年の2010年の12月26日のが、
出版物売上・今年 ヒット作に乏しく去年より減少 1兆8740億円
そらに、その前年(2009年)の12月25日のものが、
出版物の売上 去年比 -4.3 % 20年ぶり2兆円割れへ
というものです。
年末に、その年の出版物の売り上げ状況を出版科学研究所が発表し、
その発表を NHK がニュースとして流すのが 恒例になっているようです。
ちなみに、記事の内容ですが、
一昨年(2011年)の12月31日は、
出版物売上 去年比 700億円減 雑誌は26年ぶり1兆円割れか
ことしの国内の出版物の売り上げは、去年よりおよそ700億円減る見通しで、特に雑誌の売り上げは、震災後に売れ行きが落ち込んだことなどで、26年ぶりに 1 兆円を下回ると見られています。
東京の出版科学研究所(ショ)のまとめによりますと、ことし国内で出版された書籍と雑誌の売り上げは、あわせて 1兆8050億円程度と、去年よりおよそ700億円減少する見通しです。
(以下、略。)
その前年の2010年12月26日のは、
出版物売上・今年 ヒット作に乏しく去年より減少 1兆8740億円
ことしの国内の出版物の売り上げは、全体でヒット作に乏しく、出版される書籍や雑誌の数も減ったため、20年ぶりに 2 兆円を割り込んだ去年より、さらに減少する見通しです。
東京の出版科学研究所(ショ)のまとめによりますと、ことし1年に出版された書籍と雑誌の売り上げは、あわせて 1兆8740億円程度と見られ、20年ぶりに2 兆円を割り込んだ去年よりおよそ600億円少なくなっいます。
(以下、略。)
さらにその前年の2009年12月25日のは、
出版物の売上 去年比 -4.3 % 20年ぶり2兆円割れへ
ことしの国内の出版物の売り上げは、景気の低迷や、インターネットの普及などを背景に、新刊の書籍、雑誌とも去年より落ち込み、全体では、20年ぶりに2兆円を割り込む見通しとなりました。
東京の出版科学研究所(ショ)のまとめによりますと、ことし1年の新刊の書籍と雑誌をあわせた出版物の売り上げは、推定で 1兆9300億円程度と見られ、去年よりおよそ900億円減る見通しです。
(以下、略。)
という、同じような記事です。
出版科学研究所まとめのニュースは、
記事のスタイルがコチッと決まった、毎年年末の定番ニュースのようです。
あと、書籍と雑誌の売上げの合計を、出版物の売上げと称していたんですね。
これなら、 「日本の出版統計(取次ルート)」 のデータとは齟齬しませんね。
何となくすっきりしました。