SSブログ

訪問購入の説明会 [感想]

今日の午後、消費者庁主催の 特定商取引法の説明会 に行ってきました。

今月21日から、訪問購入(押し買い) が特定商取引法によって新たに規制されることになりますが、

名古屋で説明会される説明会が丁度、あったので勉強がてら行ってきたわけです。

(説明会での配布資料は、消費者庁のホームページからダウンロードすることが可能となっていますのでご参考にして下さい(「特定商取引法の一部改正に関する説明会資料」)。)

    

    

説明会の模様ですが、250名程度の方がいたのではないかと思います。

平均年齢は35歳までいかない感じです。

私は、改正のスタートが、悪徳な貴金属買取り業者の規制であったことに引きずられて、

もっぱら貴金属等の高額商品の買取り業者が説明会に参加するぐらいだろうなぁと思っていました。

参加者は「せいぜい100名ぐらい」じゃないかと予想してました。

でも、予想は全く外れでした。

訪問購入の規制対象の物品について、消費者庁は貴金属等の「指定物品」についてだけ規制を考えていましたが、国会の審議によって、「指定商品」だけでなく、「すべての物品」を規制対象とすることとなりました(昨年8月14日のブログ「消費者庁は了見が狭くないか」参照)。

訪問購入は、 

貴金属の買取り業者等の一部の者だけでなく、

(政令で除外されることとなる自動車等の物品を扱う以外の)全ての買取り業者が規制を受けることになったわけです。

ところで、古物営業の許可件数は、平成14年以降、一貫して増加し、

平成23年末での許可件数の総数は 71万3064件 になっているとのことです(警察庁生活安全局生活安全企画課「平成23年中における古物・質屋営業の概況」。

リサイクル業は、この不景気の中でも盛況で、新規参入者も多いというわけです。

そのため、今回の訪問購入の規制に、老いも若きも、利害を有する人が多くいるということのようです。

説明会の参加者が250名もいたことも、参加されている方が比較的若いのも、

そういう理由だったと推測できます。