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県選管のリコール調査 [感想]

 独立行政委員会の県選管がやるのだから、調査の正当性は問題とならないと言う人がいる。本当にそうなのでしょうか。


県選管の予算は、本年度は知事選・県議会選挙がないので、令和2年度は 選挙費は 44,773千円 でしかありません。うち38,477千円が選挙管理委員会費です。腱から出向している職員の給与、委員の報酬などです。

(愛知県選挙管理委員会のホームページ→その他「選挙管理委員会事務局の予算」→愛知県のホームページ「選挙管理委員会事務局の予算」→愛知県「総務部の予算」令和2年度当初予算会計別一覧表の101~102頁参照)。

下表は、愛知県「総務部の予算」令和2年度当初予算会計別一覧表101頁の該当個所です。


令和2年度選挙委員会費と選挙費.jpg


ちなみに、選挙があった平成31年度は、選挙管理費の予算は 4,724,659千円で、令和2年の10倍の予算規模でした。ちなみに選挙管理委員会費の方は、38,630円でほとんど変わりません。人件費等がメインだからですね。(愛知県「平成31年度当初予算案及び予算に関する説明書」の「歳出1 [PDFファイル/2.6MB] 説明書の85~112頁です。(歳出1議会費~歳出3振興費)」の97頁の箇所参照)。



  いずれによせ、今回のリコールの調査のために市町村選管に支払う業務委託費は、予算として計上されていないので、工面しないといけないことになります。。

   具体的には、総務局の3億円の予備費から支出されることになったのでしょう。がこの支出は、選管事務局から総務局に稟議を上げ、さらに、総務局長から知事に稟議を上げて、知事が決裁した上で支出されることになります。

 

どの時点で、支出が決定されたのか、また予算規模はいくらであるのかを確認しようと考えて、ここ数ヶ月の愛知県公報を確認しましたが、愛知県公報では確認できませんでした。

次に、愛知県のホームページで「専決処分」でキーワード検索(表示を「日付順」に変えてみてください)をしてみましたが見当たりません。

  ギブアップです、ご存じの方教えてください。

   

  知事がリコール調査のための費用支出を承認しなかったのであれば、県選管は予算がないため調査をすることができませんでした。

「県選管が決めたことなので、知事は関係がない」ということにはならないのではないでしょうか。

   

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