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愛知リコール、選管調査の署名数と仮提出された署名数 [報告]

   愛知県選挙管理委員会は今週月曜日(2月1日)、リコール署名簿の署名調査の結果を「愛知県知事解職請求に係る署名簿の調査の取りまとめ状況について」として公表しましたが、そこで公表されている調査署名数と、リコールの会によって昨年11月4日に仮提出された提出署名数との数が一致していないことに気付きました。


 「愛知県知事解職請求に係る署名簿の調査の取りまとめ状況について」では、調査された調査署名数の総数は 435,334筆ですが、リコールの会が昨年11月4日に仮提出した提出署名数の総数は 435,211筆です(愛知県選挙管理委員会臨時選挙管理委員会会議録.pdf(A4×19)の5頁の「2020.12.214「仮提出された団体署名数の一覧」.pdf」参照)。


調査された署名は、仮提出された署名を調査の対象としているわけですから、(リコールの会が仮提出した提出署名数) ≧ (調査された調査署名数)という関係にあります。今回は、調査対象となる仮提出された提出署名数よりも調査署名数の方が 103筆 多いという おかしなことが起きています。


   原因探求のため、「愛知県知事解職請求に係る署名簿の調査の取りまとめ状況について」の2頁目の「2021年2月1日 署名調査の概要」に記載された選管ごとの調査署名数と、「2020.12.214「仮提出された団体署名数の一覧」.pdf」に記載された選管ごとに仮提出された提出署名数を比較してみました。

その結果分かったのは、64選管中、54選管では、仮提出された提出署名数と調査された調査署名数は同数ですが、残り10選管で、仮提出された提出署名数と調査された調査署名数が同数ではありませんでした。

これら10選管のうち、9選管では仮提出された提出署名数よりも調査された調査署名数の方が多く、1選管では、反対に、仮提出された提出署名数より調査された調査署名数の方が少なくなっていました。

  下表がその結果を作表したものとなります。カッコ内の数字は、(調査された署名数)から(仮提出された署名数)を計算した数としています。

  

                       仮提出数    調査数

  名古屋市北区      7,973     7,964  (-9)

  名古屋市中川区  18,408   18,411  (+3)

  名古屋市緑区     15,958 15,981(+23)

  名古屋市名東区  13,168   13,169  (+1)

  豊明市            13,135 13,140  (+5)  

  安城市              12,485   12,487  (+2)

  犬山市                5,490     5,494  (+4)

  大府市                5,079     5,080  (+1)

  田原市                5,024     5,096(+72)

  阿久比町                481        482  (+1)

                                           計 (+103)

 

  名古屋市北区だけが、仮提出された提出署名数の方が、調査された調査署名数より多くなっていますが、残りの9選管では、いずれも、仮提出された提出署名数よりも、調査された調査署名数の方が多くなっています。

  その中で 特筆すべきなのは、田原市でしょうか、調査署名数が、仮提出された提出署名数よりも、何と 72筆 も多くなっています。仮提出の際、多数の署名の見落しをしてしまい、提出署名数を少なく数えてしまったのでしょうか。

 

   これら10の市町村選管は、当然のことながら、県選管から依頼を受けて署名調査を実施する過程で、仮提出された提出署名数と、調査署名数が一致しないことを知ったはずですが、県選管に報告しなかったのでしょうか。

県選管も県選管です。県選管は「2020.12.214「仮提出された団体署名数の一覧」.pdf」を作成しています。その一覧には仮提出した提出署名数の実数を記載して作表しているわけでですから、市町村選管から報告があった調査書名数の実数を入れた「署名調査の概要」を作表する段階で、10選管の数字が合わないことに気付いたはずです。


   なぜ、選管は、仮提出された提出署名数と、調査署名数との間に齟齬があり、齟齬が発生した理由を説明するということをすることなく、リコール署名簿の署名調査の結果を急いで公表するなどという、荒っぽいことをしたのでしょうか。

現時点では、県選管からも、10の市町村選管からも、仮提出に交付された提出署名数が記載された「署名簿受領書」の差し替えを求められていません。

昨年12月21日に支出した予備費では103筆分が見積られていないので、追加で予備費の支出をするのでしょう。



(令和3年2月4日午後7時25分に加筆)


  「リコールの会が昨年11月4日に仮提出した提出署名数の総数は 435,211筆です」と誤った情報を流す者がいるので、次の中日新聞と、共同通信の記事を掲載しておきます。新聞雑誌記事横断検索で確認できるので疑問を持たれる御仁は確認されたい。435,211筆というのがデマであり、愛知県選挙管理委員会も 435,231筆 であると言っている、435,231筆が仮提出された提出署名総数である。435,211筆ではない。

愛知県選挙管理委員会も、中日新聞も、共同新聞も 435,231筆と言っているのに、435,211筆が正しいというのであれば、正しいという根拠を示されたい。

    記

① 中日新聞 2020.11.07 朝刊34頁 第2社会面  (全530字)

「49 市町村分の署名提出発表   大村知事リコール」
美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長らが実施していく愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)に向けた署名活動で、県選管は6日、2カ月の運動期間が終わった名古屋市など49市町村分について、実施団体から 43万5231人分の署名が提出されたと発表した。(以下略。漢数字はアラビア数字に筆者が変換して記した。)
  
➁   共同通信 2020.11.06  共同政治(全133字)a
「愛知知事の解職署名43万   必要数の半分、高須院長ら提出」

愛知県選挙管理委員会は6日、大村秀章知事の解職請求(リコール)を目指す美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長らから、43万5231人分の署名が提出されたことを明らかにした。(以下略)


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