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あいちトリエンナーレ2019 の 管理事業評価調書 [困惑]

   あいちトリエンナーレ2019 の 愛知県の責任者の氏名が判明したので、なにげに 「〇〇〇〇」「愛知県」をキーワードにして検索してみたところ、「令和元年度 管理事業評価調書(1年度対象)」が出てきました。

   愛知県も、と同様、政策評価制度を導入していました。半年ほど前に、愛知県も国に倣って行政事業評価をしているのではないかと思い、「あいちトリエンナーレ」「事業評価」「愛知県」をキーワード検索してみた記憶があるのですが見落としていたようです。「愛知県はまだなのか」などと誤解していました。

  愛知県も2017年度から行政評価制度を導入していて、「あいちトリエンナーレ」もその対象事業となっていました。管理事業コードは1580、事業名は 「あいちトリエンナーレ事業」です。


  さて「令和元年度 管理事業評価調書(1年度対象)」では、「従事人員・経費等」欄の「1年度(当初)」の予算額が「経費のうち、一般財源等 658,134千円」となっていました。「決算額(C/F)」は、当然のことなのですが、(平成)30年度までしか載っていません。「事業計画の内容及び事業費の内訳」欄には「1 あいちトリエンナーレ2019開催事業費652,222千円(あいちトリエンナーレ実行委員会負担金652,222千円)」と書かれていることから、トリエンナーレ推進室が作成する令和2年度の事業評価調書の決算額の内容には興味深々です。

  わくわくして見てみた「令和2年度 管理事業評価調書(2年度対象)」ですが、決算額は下図のとおりでした。

要約すると、

・  事業経費は、人件費が7000万円増えたけど、事業費が5000万円減ったので2000万円ほど増えた。

・ 経費のうち一般財源等からの支出は、658,134千円の予算を組んでいたけど、7400万円ほど増えた植えて732,070千円となった。

という内容です。

令和2年度 管理事業表調書 - コピー.jpg



  あいちトリエンナーレ実行委員会が開示している2019年財務諸表の収支計算書(2019年4月1日から2020年3月31日まで)では、負担金収入は愛知県と名古屋市の両方併せて 6億8200万円でしかありません。愛知県が支出した、一般財源等からの支出したという6億5800万円とはどこから出てきた数字なのでしょう。

  あいちトリエンナーレ実行委員会が作する「2019年あいちトリエンナーレ実行委員会収入内訳」では愛知県の負担はいくらでしたっけ。6億円だったのではないですか。

「2020年度 管理事業評価結果一覧」(pdfの5頁目)では、自己評価(評価調書)Bとしていますが、こんなのでよいのか(「管理事業評価調書の見方」参照)。



(追記)

令和2年8月10日午前11時15分

   愛知県総務局総務部総務か行政経営企画グループの担当者から電話をもらいました。

「管理事業評価調書に添付される付属調書はないため、行政文書の開示請求してもらっても、インターネットで開示している管理事業評価調書しか開示するものがない」

ということでした。管理事業評価調書の提出元に開示請求して提出してもらうしかないということです。

  管理事業評者調書の作成に関しては、令和2年度については「令和2年度管理事業評者調書の作成要領」を作成し、その要領にしたがって作成して提出してもらっているということでした。


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