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第三極 [興味深い]

 昨日(11月9日) 愛知県選挙管理委員会 から開示を受けた行政文書には、昨日にブログに掲載したもののほかに、

「令和2年における大村秀章愛知県知事解職請求に関し、当該請求の請求代表者が、愛知県選挙管理委員会に対して、令和2年9月1日から同3年3月31日までの間に提出した文書」

がありました(請求内容は 開示請求書 を参照下さい)。


  開示を受けたのは下記表題の計6点で、

全部開示 が1点( ① )、(住所、氏名、印影が消された)一部開示 のものか5点( ②〜⑥ ) がありました。

  令和2年11月19日付「愛知県 大村知事 リコール署名に関するお知らせ」
➁  令和2年11月9日付「確約書」
  令和2年11月20日付け「愛知県知事大村秀章解職請求『愛知県 大村知事 リコール署名に関するお知らせ』偽造書類取り下げ要望書」
   令和2年11月24日付け「愛知県知事大村秀章解職請求代表者証明書の署名活動中止と署名簿本提出(仮提出)自体の通告書」
   令和2年11月25日付「愛知県知事大村秀章解職請求代表者の解任要望書」
   令和2年12月28日付「確約書」
 
  上記6点の、請求代表者が愛知県選管に提出した文書のうち、リコールの会の高須会長が作成者である ③、④、⑤は 見知ってましたが、②、⑥ は 初めてみる文書でした。については見ているはずなのですが、記憶があり ません。
                  
   これらの文書のうち の「確約書」は 11月9日に愛知県選管に提出されたもので、令和3年4月30日までリコールの会の請求代表者を辞退しないことを選管に表明したものです。
   
リーコルの会の高須会長のリコール活動休止の宣言は11月7日でしたので、その宣言に 対抗して提出されたものであると理解されますが、手際がいいものです。
  
署名された5人の方は、①の令和2年11月21日付け「お知らせ」の作成者「大村秀章愛知県知事解職請求代表者 一同」なのだろうと思われます。5人の署名者のうち3人は、あの人なのだろうと 推測できるのですが、残り2人 については、現時点でも私には分かっていません。
 
  次に、の、令和2年12月28日の「確約書」は、「請求代表者一同」ではなく、単名の署名押印。しかも、本文の出だしは
「私、         は64の市区町村の選挙管理委員会に仮提出され保管されている愛知県知事大村秀章解職請求署名簿全ての受け取りに同意しないことを明確に宣言します。」
と書いてあり、直接請求者を辞退しないという話題とは違います。   
「署名簿の受領を受領しません」などと書いてあります。
   
そのため、
もしや、「会長派」、「反会長派」とは別の 第三極 が出現か

と妄想しながら文章を読み進めました。

 

  しかし、読み進めていくと、

「 (64選管に赴いて)目視により確認したところ、偽造署名と思料さるものが 340001 署名 で比率 78.1%、有効署名と思料されるものか 95230 署名で比率 21.8 % の結果となりました。

  当該事象は創造の域を超え、組織的な違法行為(地方自治法第74条の4の2等)が行われたと推測でき、もはやリコール制度自体が崩壊したと推認できうる事象と解します。

   同署名簿を「お辞め下さい大村秀章愛知県知事 愛知 100万人リコールの会」事務局に返却した時、同会会長の高須克弥氏は、同署名簿を溶解すると公言しています。

   同署名簿に存する大量の偽造書目は犯罪要件を構成すると思料され、溶解は刑法第 104条の証拠隠滅と解され仮に同署名簿を軽々に返却することは、共同正犯として愛知県選挙管理委員会及び64選管がなり得る可能性が排除できないと思料され、警察等による捜査及び裁判が終了しない状況下で同リコールの会事務局に返却はあり得ないと解されます。」(以下略)

などと書かれています。

 

   言いたいことは、「仮提出された署名簿の大多数は偽造署名た。『リコールの会事務局』に署名簿を返却れば溶解されて証拠隠滅されてしまう。署名簿を『リコールの会』に返してはいけない。」ということのようです。

   64選管の署名調査をし目視で確認したと言っていますので、リコールを継続された、の確約書に名前を連ねているの請求代表者の1人であることが分かりました。

  なんだ。 第三極でなどありませんでした。

 

  愛知県選管が署名簿調査を決めたのが12月21日でした(令和2年12月21日のブログ愛知県選管のリコール署名の調査」参照ください)。また、翌週の12月28日は仕事納めで、この日、愛知県選管は「14の選管の署名を調べたところ、署名の8割超が選挙人名簿に登録されていない人物や、同一人物の筆跡と疑われる署名があった」と共同新聞の取材にと答えています(12月29日のブログ「14選管」参照)。

 の「確約書」は、そのようなタイミングで、愛知県選管に提出されているということになります。

   


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「2団体ずつ提出」のその後 [報告]

 愛知県選挙管理委員会から「2団体ずつ提出」に関しての行政文書開示請求を受けました。


まず、令和2年10月30日に愛知県選管が県下選管に送信したメールは、

〇本日、当方から請求代表者に対して仮提出の予定について問い合わせをしました。

以下が請求代表者からの回答となりましたが、検討段階のため変更となる場合も十分考えられます。


・仮提出は11月4日(水)朝に名古屋市内を出発し、一斉に各市区町村選管に提出する。

・請求代表者または受任者は2人1組みで2団体ずつ提出する見込み。

・出発時に持参にんから各市区町村選管に対して来庁予定時間の連絡をする。

と記載されたものでした(10月30日のメール)。


この件について 12月2日、愛知県選管は再度、県下選管にメールを次のメールを配信しています(なお、引用したメールの該当部分が関係した内容を全部記したのものであるかは、12月2日のメールの開示を現時点では受けていないので確認できていません。)。


このことについて、10月30日のメールで「署名簿持参人は2人1組で2団体ずつ提出見込み」とお伝えしたところです。

その2団体がどの様な組み汗和になるのかについて、情報提出してもらうよう請求代表者に依頼しました。(現時点では未定とのこと・4日午前中の見込み)

請求代表者から連絡があり次第、メールにて各団体にも御連絡させていただきますので、はじめに署名簿の提出があった団体におかれましては、署名簿持参人が次の団体に移動されるタイミングで2団体へその旨連絡していただきますようお願いします。


  今回、愛知県選管から 県下選管に、令和2年11月4日(水)午前11時52分発信された、「【愛知県選管・至急】愛知県知事解職請求に係る署名簿の受付事務について(その2)」という表題のメール の開示を受けました。

  メールには、

このことについて、11月2日のメールで連絡しました「署名簿持参者は2人1組で2団体ずつ提出する見込みで、その2団体がどのような組み合わせになるか」とについてですが、現時点では請求代表者より情報提供がない状況です。

請求代表者からの情報提供は期待できず、また持参人から事前連絡がない署名簿の提出があった団体もありましたので、署名簿の提出があった団体におかれましては、署名簿持参人が次にどこの団体に行かれるか聞いていただき、移動されるタイミングで2団体目へその旨連絡していただきますようお願いします。また、提出文についてもは「約〇〇〇筆」と概数が記載されていたということでありますので、集計後、正確な数に朱書訂正していただくことになると思います。

と記載されています。


  2団体の提出が予定されていて、実際、そのようなことがあったということのようです。




   (開示請求書と行政文書一部開示通知書は こちら です。令和2年11月2日付けメールも開示請求の対象なのぜ開示されませんでした。再度開示請求しますので、新たなことが明らかになりましたなら、その結果をブログに掲載します。)


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尾張旭市選管 の 署名簿点検表と県選管への報告書 [参考]

 尾張旭市選管が 愛知県選管に提出した、署名簿仮提出の報告書(と「署名総数計算票及び署名簿点検票」)をブログに掲載いたします。

   




「署名総数計算票及び署名簿点検票」は、愛知県選管から 再度、8月25日にCD-R で全部の開示をしていただきました。A4×152枚の1つのPDFファイルで 容量が12.8 MB もありました。

そのため ①、➁、➂、④の 4つに分割して載せることにしました。①は「署名総数計算票及び署名簿点検票」の1~50枚目、➁は51~100枚目、➂は101~149枚目、④は150~152枚目となります。






  穂冊は 152 冊 と比較的 少ないので、 エクセル表(訂正) を作成しました。

打ち込み作業中には、

・ 署名が1人の署名簿には「委任状あり」が 皆無ではなく、多少ある。

 ・ 8人の署名がされた署名簿が多かった 中川区とは違い、5人の署名の署名簿が多いと。

という感想を持ちました。


実際どうだったか言いますと、

・委任状ありは 全部で38簿冊(=38署名)で、 署名1人の署名簿 633簿冊のうち、「委任状あり」は 6%(つまり、「委任状なし」は 94 %)に過ぎませんでした、「委任状なし」は 94 %。

・5人署名の署名簿は 269冊で、全体(1517簿冊)の 17.7 %、8人署名の署名簿は 15.8 % という結果で、確かに5人署名の署名簿が一番多いという結果でした。

まとその表を見ていただくとよく分かりますが、1~1053番の簿冊に、5人署名の署名簿が251冊、8人署名の署名簿が240冊あり、その結果ということになります。また、7人署名の署名簿も170冊ありました。

  5人署名、7人署名、8人署名の署名簿で、全体の45%程度を占め、1人署名の署名簿は 全署名簿の簿冊の 41.7 % ありますので、5、6、7人と1人の署名簿簿冊は 全体の簿冊の 87%程度になっています。


まとめ(尾張旭市選管).png


(お詫び) 令和3年11月7日午後0時7分付記

   初出時のブログに添付していたエクセル表の数字に誤りがありました。また、エクセル表の1枚目のまとめは尾張旭市のものではなく、使い回しをしていた中川区のものをセルを消さずに出してしまいました。

  数値の誤りを訂正するとともに、尾張旭市選管の署名簿点検票の内容をまとめて 追加することにしました。

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あいちトリエンナーレ実行委員会運営会議(書面議決)の結果 [報告]

 あいちトリエンナーレ実行委員会が開催した「あいちトリエンナーレ2019」

の決算承認に関する文書の開示をけました。

     書面表決の結果 (A4×1枚)

     表決書(24人分、25枚)

  令和2年8月17日に、4つの議案を提出し、書面表決に付された議案に関してのものであることは記載された内容から理解できます。

  書面表決は何日に成立しているのか、記載からは分かりません(開示請求書と決定通知書はこちら)。


  ちなみに今年4月1日、

あいちトリエンナーレ実行委員会で開催された運営会議、有識者部会、幹事会の議事録の開示(平成29年度から平成31年度までの3期分)を求めた際に開示請求をしました。

  その際、開示されたのは、

平成29年5月1日開催の「あいちトリエンナーレ実行委員会有識者部会の結果概要」(A4×1枚)

平成31年3月27日開催の「あいちトリエンナーレ実行委員会有識者部会の結果概要」(A4×5枚)

という表題の 有識者部会の結果概要 でした。

  運営会議、幹事会については平成29年度、平成30年度、平成31年度には開催されていないと思い込んでいました。


 しかし、 書面表決されている「あいちトリエンナーレ実行委員会運営会議(書面議決)の結果 」が存在しています。今年4月に開示請求した際に 開示しないとはどういうことなのかと思います。


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