国際芸術祭「あいち2022」推進協議会 設置要綱 [報告]
昨日、愛知県から開示を受けた文書には、国際芸術祭「あいち2022」に関するものもありました。
今月11月のブログ(「国際芸術祭『あいち』組織委員会 の 事務局 (1)」)では、新・国際芸術祭(仮称)組織委員会規約(案) を掲載しました。
その規約6条2項は、
「会長は、新・国際芸術祭(仮称)推進協議会設置要綱(令和2年2文芸第1628号)第3条に規定する会長(以下「推進協議会会長」という。)が委嘱する者をもって充てる。」
と規定していました。
愛知県が定めた「推進協議会設置要綱」において、推進協議会の会長とされている人物が 国際芸術祭「あいち2022」の会長を委嘱することになるわけで、それが誰であるのか、また、推進協議会のメンバーが誰であるのかを知りたいと思いました。
愛知県のホームページの、「『新・国際芸術祭(仮称)推進協議会』及び『新・国際芸術祭(仮称)組織委員会』を設立しました」という表題のページで、令和2年9月8日に、「新・国際芸術祭(仮称)推進協議会」を設置し、同日に「新・国際芸術祭(仮称)組織委員会」に設立したことだけを報じるだけです。
「新・国際芸術祭(仮称)推進協議会設置要綱(令和2年2文芸第1628号)」すら掲載されていません。
推進協議会設置要綱の内容を確認するため、愛知県に対して、
新・国際芸術祭(仮称)推進協議会設置要綱(令和2年2文芸第1628号)及び新・「国際芸術祭(仮称)組織委員会会長等の委嘱の経緯が分かる文書
の 開示請求 をしていました。
その開示を受けたのか昨日で、開示を受けた文書の表題は、
(A4×2枚)
と
・新・国際芸術祭(仮称)推進協議会会議資料一式
(A4×計18枚)
という表題の2つの文書でした。
これらのうち、「・新・国際芸術祭(仮称)推進協議会会議資料一式」(A4×計18枚)ですが、
①「新・国際芸術祭(仮称)推進協議会 次第」(A4×1)、
➁ ①の 配布資料 の資料1(A4×2)、資料2(A4×2)、資料3(A4×6)、新・国際芸術祭(仮称)組織委員会規約(案)(A4×5)、
➂新・国際芸術祭(仮称)推進協議会 設立総会 議事概要
で、推進協議会の式次第(①と➁)と推進協議会設立総会議事次第(➂)の2種類の文書のことを、「・新・国際芸術祭(仮称)推進協議会会議資料一式」と命名していることが分かりました。
推進協議会の設立総会は、令和2年9月8日(火)午前11時43分から午前11時49分まで 愛知県知事公館で開催され、
その推進協議会での大林氏への国際芸術祭会長委嘱長を受けて、同日午後3時30分から東京の「都道府県会館」で、国際芸術祭「あいち2022」組織委員会の設立総会を開催したということになります。
なぜ、名古屋で組織委員会の設立総会もやらなかったのでしょう。委嘱のセレモニーもした方が盛り上がりそうなのです。
当日の知事の記者会見では何も触れられていません。
愛知県図書館で、中日新聞の愛知県知事の動向欄を確認しようと思ったのですが、12月28日から休館日であるため確認できませんでした。
(令和4年1月5日 追記)
愛知県図書館で、中日新聞縮刷版県内版の「知事の一日」の内容を確認してきましたので 追加します。
令和2年9月9日(水)の県内版(愛知18版)の「知事の一日」は、
8日▷午前9時 各局との打ち合
わせ▷10時 名古屋港管理組合設立
記念式典に出席▷11時半 みかわ牛
銘柄推進協議会設立に先立ちJAあ
いち経済連の中野常務理事らが訪問
▷11時45分 各局との打ち合わせ▷
午後1時10分 来客対応▷2時 県
看護大会に出席▷2時50分 ドイツ
のエバーツ駐大坂・神戸総領事が来
訪▷3時15分 各局との打ち合わせ
▷3時40分 新型コロナウィルス感
染症対策について臨時記者会見▷4
時半 サッカーの第100回天皇杯
全日本選手権県代表のFCマルヤス
岡崎の選手らが来訪▷4時50分 各
局との打ち合わせ
となっていました。
記事の「▷11時45分 各局との打ち合わせ」の括りで、午前11時43分から49分までの間に、知事公館に来てもらっていた県民文化局長、愛知芸術文化センター長、愛知県文化振興事業団理事長らと新・国際芸術祭(仮称)推進協議会の設立総会を開催して、委嘱する新・国際芸術祭(仮称)組織委員会の会長とアドバイザー会議委員を決定したということになるわけですね。