村上ファンドの出身者が運用する投資会社 レノ は、
買付価格1,400円で株式公開買付(TOB)を実施するとのアコーディア・ゴルフの総会議案に対し、賛成を示していたため、
てっきり、
レノはTOBに応じて、アコーディア・ゴルフに持株全株を買い取ってもらい、
パシフィックゴルフマネジメント(PGM)による敵対的TOBから始まった一連の騒動は
落着かと思っていました。
(補足)
アコーディア・ゴルフの第35回定時株主総会(平成24年6月27日)において、第7号議案(自己株式取得(自己株式の公開買付けの実施)の件)の議決の結果は、賛成 646,624個、反対は41,291個でした。
レノのグループ会社は、レノのほか、C&Iホールディングス、南青山不動産ということになるそうですが(ユカシメディア2014年6月27日「旧村上ファンド女社長、怒濤の質問8連発(アコーディアゴルフ」)、
これら3社の所有株式数は平成26年3月末現在で 21,662,600株です(アコーディア・ゴルフのホームページ株式情報参照)。
単元株式数は 100株 なので、議決権は 216,626 個になります。
第7号議案に反対しているのは 41,291個 ですので、この反対票はレノのグループのものではないと推測できます。
そうしたところ、レノがアコーディア・ゴルフに対し、少数株主権に基づき、社外取締役6名の解任と、レノの代表者ら5名の取締役選任を議案とする臨時株主総会の招集請求をしました(日経電子版2014年8月6日「レノ、アコーディア・ゴルフに社外取締役6名の解任要求」、アコーディア・ゴルフ2014年8月6日IRニュース「株主による臨時株主総会の招集請求に関するお知らせ」参照) 。
レノはTOBに応じて イグジッドのはずだと思っていたのに、TOBには応じないで 株をホールドし続ける??
そんな馬鹿な。
もしかしたら アクティビスト であることを示すため、もの言っただけ。