先週の「所さんの目がテン !」では、「パスタの科学」をテーマとしていましたが、その中で、
安いパスタを超高級パスタのようにおいしくする方法があることを紹介していました。
高級パスタは、普通のパストと違って、ソースがパスタにしっかり絡むのだそうで、違いは パスタの作られ方にあるのだそうです。
普通のパスタは大量生産されるため、練った小麦粉を押し出す穴の出口の滑りをよくしてあり そのためにテフロン加工をした穴が使われているそうですが、伝統的な機械で作られている高級パスタでは、小麦粉を押し出す穴の出口は、テフロン加工ではなく、滑りが悪いブロンズが使われているとのこと。
高級パスタでは、滑りの悪い穴からパスタが押し出されてくるため、麺の表面がザラザラとなっており、そのザラザラが ソースをよく絡めることになるのだそう。反対に、普通のパスタでは麺の表面が ツルツルなため、ソースがよく絡まないのだそうです。
メカニズム(からくり)がそうであるならば、普通のパスタでも、ソースがよく絡むような調理法を編み出せば、普通のパスタであっても、高級パスタ並の、ソースがよく絡む食感、を味わうことも可能なはずです。その調理法が、
パスタを蒸すという調理法
となるのだそうです。
蒸したパスタに、米粒を付けてみる実験では、、蒸したパスタには、高級パスタと同程度の重さと数の米粒がくっついていましたが、
蒸した場合、麺から流れ出たデンプンが、水中に流れてしまわず、麺の表面に残るため、それデンプンのせいで くっつく力が増すということでした。
実際、テレビで紹介をしていた方法(「蒸しパスタの作り方(1人前)」で パスタを作ってみましたが、確かにソースがよく絡み、とてもおいしくいただくことができました。
騙されたと思って試してみてください。