「投資被害に遭うと どの程度の被害回収が可能なのだろう」ということについて雑談を同業者としました。
MRIインターナショナル事件(2013年(平成25年)4月に発覚した、MARS債を顧客8,700人に販売し、1365億円の資金を集めた投資詐欺事件)について結成された MRI被害者弁護団 が存在しています。
その弁護団がいよいよ、今年(2017年)6月末で依頼受付を終了することになりました。
その話が発展しました。事件処理が一段落すれば、被害回復金を被害者へ配分することになります。
被害者への配分は どうなるんだろうね、と話が進んだわけです。
弁護団のホームページでは、その点に関しては何も触れられていないため推測するしかありません。
でも、このMRIインターナショル事件では、
2013年12月から3年半以上の期間にわたり、詳細な情報提供をされている、
「MRIインターナショル事件に見る『騙される人達』」とのタイトルで ブログ開設をされている方がいます。
内容が充実し、内容も正確なので、私もちょくちょく拝見し、参考にさせていただいていました。
そのブログ氏は今年3月25日の「やっぱりMRIに金は残っていない 現預金は赤字 ~ SECの裁判 ~」で、
米国での回収額は(SEC関係での回収分の) 上限40億円程度ではないかと予想をされています。
(ここから当然、実費と弁護士費用が控除された上で、配分されることになります。
ブログ氏は弁護団に対して冷たい意見をお持ちのようですが、弁護団が存在しなかったのであれば、被害者救済を図ることはできないわけですから、MRI被害者弁護団は被害者救済のために十分役立っているものと私は考えております。)
MRIインターナショルは、タコ足配当をしていたわけですから、お金が消えてしまっているわけなので、その程度の回収しか出来ないのはやむを得ないだろうね、私と同業者とでは意見の一致を見ました。
怪しげな金融商品に手を出すと酷い目にあうということですか。