建築士や建築士事務所の統計的な資料は、インターネット上では なかなか見つけることができません。                                   

たまたま、 公益社団法人日本建築士会連合会のホームページ上に、国土交通省住宅局建築指導課が資料提供した「平成23年上半期都道府県建築士・建築士事務所登録状況」という資料があるのを見つけました。

それには約3年前の、一級、二級、木造の各建築士の登録者数、一級、二級、木造の各建築士事務所の登録建築士事務所数が、都道府県ごとに分けて掲載されています。

その表からは、 

建築士について、一級建築士 34万4千人、二級建築士 73万1千人、木造建築士 1万6千人の計109万1千人が登録をしていることが、

建築士事務所については 一級建築士事務所 8万3千事務所、二級建築士事務所 3万1千事務所、木造建築士事務所 456事務所の計11万4千事務所が登録されていること

が分かります。

 

私は 「ニ級建築士事務所の方が 一級建築士事務所よりも圧倒的に多いのだろう」と思っていましたが、実際にはそうではなく、

一級建築士事務所(8万1千事務所)の方が、二級建築士事務所(3万1千事務所)の2倍以上あるということになります。

 

意外な感想を持ちました。 

建築士の登録者数が多い二級建築士の方の事務所登録数のが多いのではとの考えから誤解していましたが、

二級建築士事務所では食えないため、開設される方が少ないということになるのでしょうか。