知りませんでしたが、「ベネッセこども基金」は 今年の4月1日に既に、公益財団成りをしています(同基金HP参照)。
公益財団成りするまでの時系列ですが、
2014年10月31日(金)、一財)ベネッセこども基金設立
↓ (3週間)
2014年11月20日(木) 内閣府へ公益認定申請
↓ (12週と1日間)
2015年2月13日(金) 内閣府、公益認定等委員会へ諮問
↓ (1週間)
↓(5週と5日間)
2015年4月1日(水)移行認定、公財)ベネッセこども基金登記
というもので、素早いものでした。
申請書の記載例 だけ見てたりすると、活動実績が必要なのであろうと思ってしまうわけですが、
実績など不要 ということのようなのですね。
まあ、「設立5ヶ月で公益認定を受けた一事例」として、知識として知っていても損はないでしょうか。
ところで、ベネッセこども基金への寄付は、
客の分は 3億1935万7500円(63万8715名分)
ベネッセ分は 約35億円
となるそうです(ベネッセホールディングスのニュースリリース)。
また、客の寄付金の実行日は 2015年3月24日 ということだそうですが、この日に、
ベネッセホールディングが客から預っていた寄付金を3月24日にベネッセ子供基金に引き渡したということになります。
ベネッセは「ベネッセこども基金」への寄付の説明に際し、①寄付金が何時、基金に引渡されるのかも、②ベネッセが一旦寄付金を預ることも、一切、説明をしていませんでした。
寄付金をベネッセが預ることについて馬鹿正直に説明をすれば、反発が目に見えているので、気付かないふりをしていたのでしょう。
理解は出来ますが、そういう体質の会社ということなのでしょう。