ピザの価格破壊が進んでいて、イオンでは12インチの窯焼きピザが1枚 594円で売っているそうです(日経電子版2015年8月10日「ピザ価格破壊 格安専門店台頭、焼きたて1枚500円」)。

 

ピザが安いことはそれはそれで嬉しいことには違いありませんが、それよりも、ピザ1枚の価格にもなっている「594円」に関心を持ちました。

この価格が付けられた値札を最近、よく見掛けるようになった気がしたからです。

小物でも、食べ物でも一緒です。

 

本体価格550円+消費税8%(44円)が「594円」という金額ですが、

内税600円でもよさそうです。でもそれでは駄目なので594円とし、「600円より安い」ことを強調したいということなのでしょう。 

その理屈は 1000円の大台を切った980円を値付けするのと同じことなのでしょうが、こちらでは 参照価格が600円と低くなっていることが違っています。

 

600円を切ることで値頃感が出てきて、購買に繋がるという考えに基づいているのであろうと想像は付くのですが、 

「価格訴求」、「594円」、「600円」をキーワードにしてGoogle検索をしてみても、「600円を切ること」で値頃感が出てくることを説明しているサイトは見つかりませんでした。

よく知られていることなのではないかと思ったのですが。 

 

うーん、よく分かんないな。

ピザの場合ですと、競合するのはラーメンだと仮定し、

ラーメン1杯は800円ほどなので、それを2割引して、出てきた大台の数字を切った価格とすれば、十分な価格訴求力があるであろうということで、594円を導くというような、ザックリした話なのでしょうか。