今朝(12月29日(火))の中日新聞朝刊の「大村知事リコール署名8割超に問題」という記事は、

「愛知県選管が、途中集計として、14カ所の選管に提出された署名の8割以上に問題があったと発表した。途中集計は25日現在、選挙人名簿に登録されていない氏名や、同一人物が書いたと疑われる署名が多かった。」

というものでした。


中日新聞がインターネットネット配信した「愛知県知事のリコール求める署名で県選管『8割以上に問題』」(2020年12月28日 22時20分 (12月28日 22時21分更新) 会員限定)と本文部分は全く同じである。おもしろいことに東京新聞の方は、インターネットでは、共同通信が配信した「大村知事リコール、署名の8割超が不正か 高須院長らが提出」( 愛知2020年12月28日 23時17分)を配信しているが、新聞紙上は中日新聞の記事を使っているのかしらん。

共同の記事の方も、県選管が、先週末の、12月25日(金)までに県選管に報告があった、

「14の選管の署名を調べたところ、署名の8割超が選挙人名簿に登録されていない人物や、同一人物の筆跡と疑われる署名があったと明らかにした。 」

というもので、概ね一緒です。


愛知県選管は、12月21日(月)に調査をすることを決め、調査に応じた 14の選管から、県選管に12月25日(金)まで報告のあった分ということのようです。

仮提出された署名簿を受理した選管について、署名者数を昇順に並べてみると、下位10選管は千人にも満たないので、3、4日で調査を終えることができたでしょうが、



下表が、県下の63選管(64選管ではなく63選管。幸田町が欠落しています。)が受理した署名簿に記載された署名者の人数を昇順に並べたものですので参考にしてください。(エクセル表も同じもの)。



   今回、中日新聞が12月22日にネット配信した「大村知事リコールに『無断で名前使用』 現職市長、県議ら証言」(2020年12月22日 05時00分 (12月22日 05時02分更新)という記事では、田原市、豊田市、常滑市、碧南市の首長議員が、署名していないのに署名簿に名前が掲載されたと公表し、刑事告訴も辞さないと述べているというものでした。

 また、直接請求者の方の中には、蟹江町、津島市、名古屋市中川区、江南市、署名簿の6割以上が不正であるとツイッターで発信されていた方もいました。

  14選管の中に、田原市、豊田市、常滑市、碧南市、蟹江町、津島市、中川区、江南市、が入っていたりすると、別の意味で興味深そうではあります。


県は、市町村に、署名調査に関し業務委託費を支払うことのようで、また別の問題が起こるのかもしれません。






署名者数(昇順).xlsx