貸金業法改正の動きは見られず [報告]
昨年12月の衆議院選挙以降、
貸金業法改正の動きは 全く見られないようです。
新聞・雑誌記事横断検索で、キーワードを「貸金業」、「改正」、期間を「20121217~」で検索をすると、
49本の記事がヒットしますが、
貸金業改正の動きを報じた記事は一本も見あたりません。
貸金業法改正は、昨年の衆議院選挙の際の自民党の選挙公約でした。
なので、
「貸金業者がつくる業界団体が、自民党に対して、選挙公約どおり、貸金業法改正を早急に実現するよう求めるとともに、今後、貸金業法改正に向けての活動を積極的に進めることを決議した」
という記事が一本ぐらいあっても よさそうなのですが。
新聞・雑誌記事横断検索で、目に付いた記事は、むしろ、
15年ぶりに自殺者が3万人を切ったのは 、貸金業法改正が奏功したと報じた記事 に見られるような、
改正貸金業法に対して ボジィテブな評価をしている記事の方です。
中には、朝日新聞の今年1月28日の記事のように、
「 日本貸金業協会の集計によると、2012年11月の消費者向けの無担保の貸出しが、前年同月比 9.8 %増の 2510億円 で、3カ月続けて前年同月を上回った。 」
という記事があったりします(朝日新聞デジタルの記事「消費者金融、底打ちの兆し 貸出額、2年ぶりの水準回復」参照)。
ですが、この記事にしても、
「貸金業業界に薄日が射してきたか?」との、貸金業の業界に関する観測記事でしかありません。
貸金業法改正の動きとは関係ありません。
やはり、参議院選挙が終わるまで、「死んだふり」というのが運動方針なのでしょう。
2013-03-23 16:37
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そう言われてみると、最近サラ金関係のCMが増えているような気もしますねw 勘違いかもしれませんが・・ただ、アイフルなんかの売上を見ていると、毎年下がってますし、やっぱ、この業界は、毎年縮小してる感じしますね。しかし、Jトラストだけは、毎年売り上げが上がってきているし、この会社は何なんだ?といつも思ってます。
by ひろ (2013-03-24 21:31)
私の見解は、ヒロさんと多少違います。
消費者金融の貸出額の収縮は、ほぼ終了だろうと思っています。
ただ、今後、どうやって売上や、利益を増やしていくんだろうか、という感想(疑問)を持っています。
そのため、このセクターの株には関心がありません。
もっもと、Jトラストについては、私も関心があるところで、しっかりと見守らさせていただいています。
by tomo-law (2013-03-25 18:37)
今日(3月28日)のローカル紙(中日新聞)に、
J トラストの藤沢信義氏が、経営難のFC 岐阜に個人で1億5千万円を寄付したとの囲み記事がありました。
異色の東大医学部卒の社長ですが、記事には「盆と正月には必ず戻る古里、岐阜」と書いてあるので、実際、岐阜に大学入学までは岐阜に住んでみえたようです。
実際は雇われ社長なのでしょうか?
by tomo-law (2013-03-28 10:49)
私が、一番最初に藤沢氏の話を知ったのは、Jトラストの決算だったと思います。たしか、”負ののれん代”で何百億の利益が出ていた事で、急に株価も上がっていったのだと思います。ただ、社長を調べてみると、先生が言われる通り、東大医学部を卒業した後にゲームセンターに就職し、”UFOキャッチャー”で利益を上げる工夫に没頭していた様です。雇われ社長かどうかは不明ですけど、彼にとっては、会社を買収するのと、UFOキャッチャーで利益を上げるのも同じ事なんですかねw
by ひろ (2013-03-28 23:21)
ひろさん、 お分かりのように タネ銭はUFOキャッチャーでは造れません。
2010年7月に出た須田慎一郎の「サラ金殲滅」に名前が出た際には、単なる端役かと思っていたのですが、 一定の勢力としては、藤沢氏を看板にしてやっていこうということなのかなぁ、と思っています。
関心は、「黒幕は誰?」といったところです。
もう一度、「サラ金殲滅」読んでみます。
by tomo-law (2013-03-29 09:09)