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無手勝流 補足1    [資料]

 お辞め下さい大村秀章愛知県知事愛知100万人リコールの会は、水野昇氏に対し、署名簿54枚の返還を求めて訴訟を提起しています(署名簿引渡請求事件(控訴審:名古屋高裁令和4年(ネ)第304号、第1審:名古屋地裁令和3年(ワ)第1103号))。

 

  140字と字数を制限されたツイート だけを根拠に、水野氏が「令和2(2020)年11月4日に尾張旭市選管から署名簿を持ち出すこととなった経緯として、水野氏が午後11時に電話をもらい、午後11時30分に尾張旭市選管に出向いて、その後に偽造署名簿を見付けたので、持ち出した」と主張されていると言い募ることは、フェアーではありません。

 

  幸い、水野昇氏は署名簿持ち出しの経緯について、 訴訟において準備書面において詳細に主張しています。なので前回ブログの補足として引用させていただくことにしました。。


 

(以下、追記部分)

名古屋地方裁判所令和3年(ワ)第1103号署名簿引渡請求において、被告から提出された令和3年7月12日付第3準備書面の「第3 本件訴訟の原因となる、被告の水野昇が54枚のリコール署名簿を預った経緯の全文

(なお、表現として重複している所が何ヶ所かありますが、原文のまま引用をしています。また、下線はブログ主が付したものになります。)

 

 本件訴訟の原因となる、被告の水野昇が54枚のリコール署名簿を預かった経緯を説明しておくと、まず、水野昇がこの54枚のリコール署名簿を預かった理由は、この54枚のリコール署名簿が正規のリコール署名簿ではなく、偽造署名簿だったからである。

 

 被告の水野昇によってリコール偽造署名簿が発見された経緯を御理解いただくために、以下整理した。

 

最初に、このリコール偽造署名簿を見つけ出した人物とは、要するに「リコール署名簿がおかしいぞ?偽造署名なのではないのか?」と認識した人物とは、請求代表者の伊藤幸男氏と、被告である水野昇であった。

 

このリコール偽造署名簿の発見の時系列を整理すると、伊藤幸男氏はリコール署名収集における請求代表者として、昨年、令和2年11月4日に、尾張旭市役所内において、この日、令和2年11月4日が提出締切日でもあった尾張旭市の選挙管理委員会へ提出するリコール署名簿に、リコール署名簿の筆毎の通し番号であるナンバリングの記入作業を、昼過ぎから作業していた。

その際、伊藤幸男氏の説明によれば、伊藤幸男氏は令和2年11月4日に提出締切日でもあったリコール署名簿のナンバリング作業を、尾張旭市の市役所内の一室で、昼過ぎから作業を開始し、午後10時過ぎまでかかって、作業が終わりに差し掛かったところ、伊藤幸男氏の元に、午後11時頃に電話にて、リコール署名活動のボランティアの誰かから電話連絡が入った。

 

残念ながら、伊藤幸男氏は、このボランティアが誰であったかということは覚えていない。

※柴田真利氏による陳述書(乙10)によれば、この伊藤幸男氏に電話をしたのはリコールの会の有償事務員であった渡辺美智代氏であった。

 

連絡の内容は、「リコールの会の事務所(※令和2年11月4日時点では、名古屋市東区古出来1-2-2に存在した。)に、約100枚署名簿委が忘れてありますので、それを今から尾張旭市の選挙管理委員会に届けますけれど、よろしいですか?」とのことだった。

 その某ボランティア(※リコールの会の有償事務員であった渡辺美智代氏)から電話連絡を受けた伊藤幸男氏は、令和2年11月4日の夜も11時を回り、先行持込分のナンバリング作業を終わり、某ボランティアからのリコール事務所に忘れてあった約100枚のリコール署名簿を、どうしたものかと悩んだが、「ひとりひとりの署名者が、思いを込めて署名され、ひとりひとりのボランティアや受任者が、思いを込めて集められたリコール署名簿を無駄にすることは出来ない」との思いから、「そのようなリコール署名簿を徒(あだ)や疎(おろそ)かにすることは出来ない」との思いから、伊藤幸男氏は某ボランティアに、尾張旭市の選挙管理委員会まで届けてくれるように依頼した。

 

しかし、午後11時を回った時点で、その後、令和2年11月4日の午後11時59分のリコール署名簿受付終了時間までにリコール署名簿のナンバリング作業を終えることは伊藤幸男氏ひとりでは不可能である

 

伊藤幸男氏は、「こんな遅くにまだ追加があるの?困るなあ、もう目一杯だよ、もう限界だよ、止めてくれよ、と私は思ったが、ボランティアたちが頑張って集めた署名だ、あだやおろそかには出来んだろうなあとため息混じりで、いいよ、すぐ持ってきてと答えた。」

 

この令和2年11月4日夜のリコール署名簿のナンバリングの騒動は、この尾張旭市の選挙管理委員会の騒動だけではなかった。

それでなくても実働性も無い原告リコールの会の事務局であったことから、ボランティア有志が立ち上がり、各選挙管理委員会の情報を収集し適材適所にナンバリング要員を派遣する連絡網が構築されていた。

こういった連絡網の情報から「尾張旭市の選挙管理委員会でのリコール署名簿のナンバリング作業の手伝い要員派遣の要請」が、請求代表者の河合正仁氏経由にて、被告である水野昇に電話連絡で届いた。

 

この河合正仁氏からの連絡を受けて、被告である水野昇は、急いで尾張旭市の選挙管理委員会に駆けつけ、午後11時30分に到着した。

 

被告の水野昇は、尾張旭市役所の夜間出入口に入ろうとしたところ、偶然にも追加分約100枚のリコール署名簿を運んで来た柴田真利氏と夜間出入口で鉢合わせした。

被告の水野昇は柴田真利氏とは初対面であったが、リコール署名簿の束を抱えて来た柴田真利氏がリコール署名運動のボランティアであることは一目瞭然であったことから、「ご苦労さん」と柴田真利氏を労って、柴田真利と共に、夜間出入口に入ろうとしたところ、約100枚のリコール署名簿を届けに来る柴田真利氏を出迎えに来た伊藤幸男氏と、夜間出入口で会いまみえることになった。

 

伊藤幸男氏はこの時のことを「…で、しばらく経って柴田君が市役所に着いた。その時、全く偶然に水野昇氏も市役所にやって来ていた。私は市役所の夜間出入口に迎えにいって、二人がそこにいるのに驚いた。聞けば全くの偶然。しかし、こんな真夜中に水野氏が陣中見舞いにきてくれたことが偽物発見、公表に繋がったのだから、天の計らいだったのでしょう。こんなでたらめは許してはいけませんと天が案配されたのだと私達は、後になってからだが、思ったものだ。」と、述懐している。

 

その後、被告の水野昇は柴田真利氏と共に尾張旭市選挙管理委員会が用意したナンバリング作業部屋にて、合流した伊藤幸男氏とリコール所目簿を運んできた柴田真利氏も含めた3名で、リコール署名簿の整理とナンバリングの作業を開始した

※以上、柴田真利氏による陳述書(乙10)参照。

 

被告の水野昇は、ナンバリングの作業の開始にあたって、追加分約100枚のリコール署名簿を整理するために一通り見通したところ、おかしな記載内容をいくつか発見したことから、請求代表者の伊藤幸男氏に、「これは、一部におかしいところがあります。」と指摘した。

被告の水野昇が指摘したリコール署名簿の不審な点は以下である。

    署名簿内の署名日付が、令和2年10月26日付けの署名。

※リコール署名活動は令和2年10月25日までなので、翌日、令和2年10月26日付けの署名はリコール署名活動終了後となり、署名日時としては無効となる。

②素人目に見ても署名の筆跡が同じものが多数あった。

③印鑑の欄に押印されていた指印が、指紋が一律に判別できる程度の薄さであった。

※被告の水野昇は、受任者として瀬戸市のリコール署名会場でリコール署名を集めた経験から、リコール署名会場で実際に押されていた指印は、リコール署名者が思いを込めて指印することから、どれも指印が分からないほど強く押しつぶされている。

上記3点の不審点から、被告の水野昇は、この約100枚のリコール署名簿の内、明らかに無効であるという以上に違法の偽造署名であると推認される54枚のリコール署名簿を、尾張旭市選挙管理委員会におけるリコール署名簿提出責任者でもあった請求代表者である伊藤幸男氏が提出却下し、被告の水野昇に預け、その結果、被告の水野昇が伊藤幸男氏の許可を得て預かったものである。

これが、本件訴訟において原告リコールの会からの訴訟対象となった、署名簿引渡請求事件の54枚のリコール署名簿である。

 

被告の水野昇はその後、令和2年11月6日に、この不審点のあったリコール署名簿54枚を持って、令和2年11月6日に愛知県守山警察署に、偽造署名簿として、同じボランティア2名と共に通報した。

この時には、愛知県守山警察署においては、この54枚のリコール署名簿はコピーだけ取られ、証拠として押収されることはなかった。

 

その「愛知県守山警察署」に、偽造署名簿として、同じボランティア2名と元に通報した。」事実としては、被告からは、令和3年2月15日に愛知県警本部への自己情報開示請求によって開示された、愛知県警本部長からの自己情報一部開示決定通知書(乙12)および、これによって開示された警察安全相談唐・苦情取扱票(乙12)を証拠として提出しておく。

 その後しばらく、この54枚のリコール署名簿を、被告の水野昇は、偽造署名簿として請求代表者の伊藤幸男氏の許可を得て預かっていたところ、なんと、令和2年11月13日に、「お辞めください大村秀章愛知県知事愛知100万人リコールの会(※以下、原告らリコールの会)」より愛知県警察本部に、この54枚のリコール署名簿を被告の水野昇が盗んだとして、窃盗罪で刑事告訴(※受付番号=愛知県警察本部刑ニ収第10号)された。

その窃盗罪の刑事告訴の事実としては、被告からは、令和3年4月7日の自己開示請求によって開示された、自己情報不開示決定通知書(乙13)を証拠として提出しておく。

 自己情報不開示決定通知書(乙13)の示す事実としては、被告は原告リコールの会より、窃盗罪で刑事告訴(※受付番号=愛知県警察本部刑ニ収第10号)された訴状の愛知県警本部長からの不開示決定された事を示す。

 この事実により、令和2年11月13日、原告リコールの会から被告の水野昇への窃盗罪の刑事告訴は出され、受付されていたという事実である。

 本来であれば、原告リコールの会は、令和2年11月13日に被告の水野昇を刑事告訴したこの窃盗罪において、54枚の被告の水野昇が預かっていたリコール署名簿を、取返すつもりであったのかもしれないが、その後、この原告リコールの会から被告の水野昇への窃盗罪の取調べで、被告の水野昇は、令和2年11月18日に愛知県守山警察署に任意で取調べを受けた際に、請求代表者の伊藤幸男氏から許可を得て預かっていたリコール署名簿の内、窃盗罪の証拠として40枚を愛知県守山警察署に押収され、

    リコール署名簿40枚(令和2年11月18日)(乙-1)

その後、年を明けて、残りリコール署名簿14枚の内、

 リコール署名簿 2枚(令和3年2月10日)(乙1ー2)

 リコール署名簿 3枚(令和3年3月4日)(乙1-3)

を、同守山警察署に、それぞれ日時を別にして押収され、合計45枚のリコール署名簿が押収された訳である。

 残り9枚のリコール署名簿については、被告の水野昇が紛失した。

 

 


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コメント 5

AI(愛)

お疲れです。
尾張旭市役所に署名簿を届けられた柴田氏の陳述書を拝見する事は可能でしょうか?
by AI(愛) (2022-10-05 21:00) 

tomo-law

 残念ながら、訴訟で提出されている、表題を「陳述書」とする文書は、柴田氏が署名簿を尾張旭市選管に持ち込むこととなった経緯など全く書かれていません。そもそも柴田氏の認識を供述している箇所など全くありません
 陳述書と言えるような代物の文書ではありません。

 AI(愛) さんの問い掛けに対して、柴田氏が答えているツイートの内容の方が、柴田氏の供述内容が充実しています(嘘ではありません。本当です。)。 
 
そのため、無意味な 柴田氏の陳述書をお見せすることは予定していません。

  
by tomo-law (2022-10-05 21:41) 

会証

お疲れ様です

尾張旭選管については、当日や画像署名発見騒ぎがあった頃から、記事の供述書の内容と異なる状況報告ツイートが見られました

中で作業していたのは事務局の人のみで請求代表者が不在だった、とか、22時51分にナンバリング終了の情報があったりとか、受付に4-5人いたとか…

一旦は供述書に出てくる記載事実を軸に見てみるべきでしょうが、情報信憑性について、私自身はどう検証すべきかを悩んでいるところだったりします

ご参考まで
by 会証 (2022-10-05 21:52) 

AI(愛)

そうなんですね。みなさん、肝心な部分のお話が出てこないのでどうかなと思ったのですが、見る価値がないのであれば仕方ありません。
会証さんも書かれてますが、私もナンバリングの手伝いに入られたお二人のツイートや水野さんのツイートから時系列を確認する限り、水野さん(ら?)の主張には矛盾があるように思っています。
by AI(愛) (2022-10-05 22:19) 

tomo-law

私も同じ考えです。次回はスクリーンショットを使って整理しようと思っています。
by tomo-law (2022-10-05 22:24) 

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