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アディーレ・ケアサービス(1) [検討]

  今日は、法人登記情報から読み取れる、アディーレ・ケアサービスが考えているであろう戦略を検討してみたいと思います。

インターネット登記情報サービスで取得したアディーレ・ケアサービスの法人登記情報を見ますと、会社の目的として38の事業内容が記されていることが分かります。

 ケアサービス(1).jpgケアサービス(2).jpg

会社の目的の登記が、アディーレ・ケアサービスが38の事業をやっていくことを表しているのであれば、「えぇ」ということになるわけですが。

会社の設立登記の際、将来やるかもしれない事業(つまり、当面はやらない事業)を、会社の目的として登記してもよいことになっています。

そのため、会社の目的の登記の記載から分かるのは、「その会社が目的に書かれている事業のうち、どれかを事業としてやっていること」だけです。「目的に書かれている事業のうち、どの事業を実際にやっていて、どの事業を実際にやっていないか」までは分かりません。

会社を設立する際、業態を将来変更する可能性がある場合には、会社の目的の変更登記をしないで済ますため、今後、事業展開の可能性がありそうな事業を、全て羅列して、会社の目的として登記してしまうということが多々ありです。

それでも、38の事業内容の記載は多いのではないかと思いますが(正確には、私がそんな登記の記載を見たことがないだけのことなのかもしれませんが)、だからと言って、このアディーレ・ケアサービスの登記がそれだけでおかしな登記であることにはなりません。

38もの事業が記されていると、アディーレ・ケアサービスが介護事業のどの分野に力を入れて事業展開をしていこうとしているかを登記の記載から推測していくことは全く出来ません。介護全部と書かれているのと同じだからです。

  私は「判断できないのは当たり前だ。アディーレ・ケアサービスの設立自体、危機感に煽られ、法人を設立されたに過ぎなんだろう。介護事業への参入は決めたかもしれないが、事業展開の方向性も、何も、全く決まってないんだろう。」と勝手読みをしていましたが、大外れでした。

そんな行き当たりばったりな人はいませんね。

  私はアディーレ・ケアサービスのことは事業の進展待ちだと思っていましたが、昨日のブログで触れましたが、アディーレ・ケアサービスは(株)日本介護福祉グループのFC加盟店となって、デイサービス事業の展開をしていくことになったようですが、この日本介護福祉グループと対比することによって、アディーレ・ケアサービスが考える戦略の内容を多少は窺い知ることができるんではないか、と考えるようになりました。

(以下、次回。)


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