久しぶりに 医業未収金(過年度分)の回収率について [豆知識]
病院経営が多少は改善されてきているせいか、医療関係者の方から 医業未収金 について話題を振られることがなくなったような気がします。
「長期未収となってしまえば、何をやっても無駄」、「それまでに回収しないとダメ」ということが理解されてきたからなのかとも思いました。
公立病院では、医業未収金について下記の計算式に基づいて 現年度分と過年度の回収率を算出し、回収目標を定めています。
記
現年度分 …(A (当年度分未収金発生額)- B (当年度分未収金年度末残高) ) / A過年度分 …(C(年度当初残高) - D (年度末残高) - E (不納欠損額) ) / C
医業未収金の過年度分の回収率ですが、手っ取り早くネットでも確認できるデータとして、地方独立行政法人大阪府立病院機構 の 平成21年から平成25年までのものがあります(平成21年度~平成23年度、平成24、25年度)。
平成21年度 18.6 %
平成22年度 19.9 %
平成23年度 18.5 %
平成24年度 18.2 %
平成25年度 19.3 %
電話での督促や弁護士法人への回収委託をしたりしても、過年度分は 良くて 2割 (不納欠損処理分を含め) に過ぎないことがよく分かります。
2016-01-27 14:36
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