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DNA鑑定って、2万円代で出来るんですね [感想]

平成3年に、日本で初めて、(株)帝人バイオ・ラボラトリーという会社が DNA鑑定事業を始めましたが、

同社は当初、DNA鑑定の受託を、裁判所や弁護士、あるいは法医学教室からのみ受託するしていました。

DNA鑑定の料金は、母と子、それに(子の父親である可能性がある)男性の三名者の鑑定で25万円位のものでした。

帝人バイオ・ラボラトリーには、父子鑑定をしてもらったことが2回ありましたが、

それも10年以上前のことです。

その後、仕事で、父子鑑定のためにDNA鑑定をしてもらうような事件には巡り合いませんでした。

そんなわけで、私は DNA鑑定で親子鑑定をしてもらうだけであるなら、安いところだと、料金として 2万円 も掛からない値段でやって貰えることを全く知りませんでした。

今回、インターネット検索をしていて知りましたが、

例えば、オムジェンという会社だと、「スタンダードDNA親子鑑定(2名)」の基本料金は、¥19,900 で、2万円を切っています。

他にも、 合同会社 TKB テクノロジー というところだと  ¥22,800 、

また、 Genetrack Biolabs Inc.という会社だと ¥29,000

という料金でやってもらえます。

そんなわけで、グーグル検索で、「DNA鑑定」をキーワードとしてキーワード検索をしてみると、安い料金でDNA鑑定をしてくれる業者が ゾロゾロと ヒットしますが、 

それら、鑑定料金が3万円もしない、安い料金のDNA鑑定業者は、

サンプル採取キットを使って、口の粘膜からDNAを採取し、摂取したサンプルを採取キットに同封された返送用の封筒で送り、DNA鑑定をしてもらい、その鑑定結果を郵送で知らせてもらう

という方法が採られています。

この自分がサンプルを採取し、DNA鑑定をしてもらうという方法ですと、 

採取されたサンプルが、父子鑑定の対象となっている子のものであり、また、(その子の父である可能性がある)男性のものであることが公証されている

とは言えません。

別人のサンプルが鑑定試料として使われているのではないかとという疑念を拭うことが出来ないことになります。

そのため、訴訟の場に、この安いDNA鑑定で出た結果を、(親子関係があること、あるいは、親子関係がないことを証明する)  証拠として提出したとしても、その証拠の提出で白黒が付くわけではないことになります。

結局、もう一度、DNA鑑定をしなければならないことになります。

しかし、物は考えようで、 予備調査のため、 あるいは、当たりを付けるためという目的のために、この安い料金で出来るDNA鑑定やってみるというのであれば、

かつてのように、鑑定料金が1回25万円という高額な料金ではないので、気楽に使ってみることが出来るのではないかと思います。

結局は、この安いDNA鑑定が、使えるとみるのか、あるいは使えないとみるのかは、その使い方次第、ということになるのではないでしょうか。


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