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技術士 ≠ 技能士 [豆知識]

中小企業の社長さんと名刺交換をした際、

名刺に 「技術士(金属部門)」 という肩書が刷られていました。

  

雑談の際、その社長さんから 「技術士」が国家資格だと伺いましたが、

「職業訓練法の流れを汲んだ、資格なんだろうなぁ」。

「何でそんな資格を、わざわざ名刺に入れるのだろう」との感想しか、その折には持ちませんでした。

  

ですが、実は、技術士とは、

文部科学省所管の「技術士法」に基づいた国家資格で、

「科学技術に関する高度な知識と応用能力を持った技術者に与えられる最高の資格」だということです。

よく似た名前の資格に、「技能士」という資格がありますが、

こちらは厚生労働省所管。

(旧職業訓練法の改正法である) 職業能力開発促進法(44条以下)に基づいた、

(働く上で必要とされる技能の習得レベルを評価・判定して与えられる、)

技能士」資格です。

「技術士」と「技能士」は、全く別な国家資格ということになります。

  

「技術士」とは、高度な専門性を持った 技術コンサルタント に与えられる国家資格というわけです(文部科学省「技術士・技術士補とは」、日本技術士会「技術士 Professional engineerとは」の各頁参照)。

そんじょそこらの資格ではないという訳です。

  

 

なるほど、社長が名刺に、敢えて、「技術士」 という資格を肩書として入れるわけですね。

試されていたのは私の方でしたか。


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