三菱東京UFJ銀行の臨時従業員 [報告]
今年1月2日のブログで、
改正労働者派遣法で、グループ内派遣に8割規制が掛かることとなったため、
三井住友は銀行本体に受け入れていた約7300人の派遣社員を、三菱UFJ銀行は派遣社員約7900人を、
それぞれ直接雇用に切り換えることとなった
ことを触れました(「メガバンクでのグループ派遣」参照)。
この派遣社員の直接雇用への切り換えが、三井住友銀行と三菱東京UFJ銀行の有価証券報告書 において、どう反映されることになるのだろうかと思い、
両行の有価証券報告書の開示を待っていました。
三菱東京UFJ銀行の有価証券報告書の開示は6月27日にありました。
下は、三菱東京UFJ銀行の、平成25年(2003年)3月期、平成24年(2012年)3月期、の2期分の有価証券報告書13頁の第1部【企業情報】第1【企業の概況】5【従業員の状況】の個所を並べたものです。
2013年(平成25年)3月期 有価証券報告書
2012年(平成24年)3月期 有価証券報告書
平成24年3月31日時点の派遣社員は 7,895人でしたが、今年3月31日時点では 2,804人でした。
派遣社員は 5,091人 の減少です。
新聞報道では、三菱東京UFJ銀行は派遣社員7,900人を平成24年10月までに直接雇用に切り換えたということでした。
なぜ、派遣社員は 7,900人の減少ではないのでしょう。
派遣社員の減少が 5,091人で、7,900人と比べると 2,800人も少ないのは、新たに派遣社員2,800人を受け入れたという可能性があります。
ですが、もし、そうだとすると、臨時従業員の数は、新たに受け入れた派遣社員 2,800人分だけ増えていないとおかしいことになります。
しかし、臨時従業員数の総数は、2012年3月31日の時点で 12,468人であったのが、今年3月31日の時点では 12,283人へと 約200人減少しています。
派遣社員を直接雇用に切り替えた後、3,000人について契約を解消したということなのでしょうか。
結局、何も分かりませんでした。
三井住友銀行については触れませんでしたが、また別の機会に述べます。
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