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スミス 都へ行く [感想]

 

私が好きな映画に 「スミス都へ行く」 という映画があります。

この「スミス都へ行く」の中には、スミスがふらふらとなりながら、丸一日、演説を続ける場面が出てきます。

スミスは議事進行を遅延させるため、ふらふらとなり、長時間の演説を続けていましたが、

この議事を妨害する長時間演説のことを 「フィリバスター(filibuster)」と呼ぶそうです。

「いかなる上院議員も、他の議員の討論を、その議員の同意なしには中断させることはできない」と規定する上院規則19条を根拠にしているということだそうです(ニッセイ基礎研究所REPORT2011年12月号の鈴木健午氏著「米国上院における議事妨害『フィリバスター』」参照)。

「フイリバスター」に対し、「クローチャー(討論終結)」と呼ばれてる 対抗手段があるそうですが、

全議員の5分の3(60議席)以上の賛成を得て決議をすることが必要になるということです。

 

現状では、米上院で、民主党は過半数の議席を確保していますが、でも、54議席しかありません。

そのため、「フィリバスター」への対抗手段である「クローチャー」は使えない状況にあったということになるようです(Newsweek日本語版2013年9月24日の記事「政府閉鎖回避への妥協みられず、オバマケアめぐり議会で駆け引き」)。

牛歩戦術」による議事妨害よりは、議事がなされているのか感は見られるような気はしますが、

今日でもこんなベタな手法が米国においても使われることがあることに驚きです。

 

 

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