割り切った お付き合い [検討]
まだ書類が届きませんが、NISA口座を開設するため、口座を持っているインターネット証券に申込書類の請求をしました。
新設された 少額投資非課税制度 (いわゆる、「NISA」)は、
NISA口座における株式や投資信託の譲渡益と配当を非課税にする制度
です(財務省広報誌ファイナンス2013年10月号「少額投資非課税制度」参照)。
この制度が 投資家を優遇する制度であるとの面があることは間違いところなのですが、この制度には、
非課税口座に受け入れた上場株式等を売却し、譲渡損失が生じた場合、その損失を 他の特定口座や一般口座での譲渡益と損益通算することも、繰越控除もできない
との(利用者側から見ると、)重大な欠点があるのではないかと思っています。。
それが理由で、私はNISA口座を開設しないつもりでいました。
「NISA口座での株式や投資信託の取引だからとって、譲渡損失が出ないわけではないし、譲渡損失が出る可能性はある程度と言わざるを得ない。
その場合に、NISA口座で生じた譲渡損失を まるまる被らないといけないのであれば、譲渡益と配当が非課税になるからと言って、NISA口座での取引を前提として口座を開設する自体、ナンセンスではないか。
これまでどおり、税率20%の税金を支払ったとしても、特定口座を利用すれば足りるのではないか。」
と思っていたからです。
でも、先週末、ふと、おもしろいアイデアが浮かび、急遽、NISA口座開設を請求することにしました。
浮かんだアイデアとは、
日経平均が、1日あるいは数日の下落で、7 %程度下落した時点で、NISA口座で、ETF( 日経平均ブル2倍上場投信(1579))を現物で買い入れる。
買入れ時の価格から 14%上昇するまでホールドし、そこまで価格が上昇したら売却する。
さすれば、100万円の投資で、非課税の譲渡益14万円が得られる。、
というものです。
私が尊敬する山崎元氏は、ダイヤモンドオンラインの、山崎元のマルチスコープ【第279回】2013年5月15日「失敗せずに上手に活用しよう! NISA(日本版ISA)のポイントQ&A」の7頁の「Q10 「山っ気」がある投資家はNISAをどう使ったらいいか」の箇所で、
「NISAの優遇枠をできるだけ大きく使うという観点から利用方法を考えると、通常の投資の2倍、あるいは3倍のリスクで株価指数に連動する「ブル型」の投資信託が得になる可能性が、排除できないことに気がついた。」
と述べられています。
私のアイデアが、必ずしも突拍子もないものでもないことを、お分かりいただけるのではないかと思います。
ところで、日経平均の下落についてですが、
日経平均が(上値から)7%程度下落することなど、年に数度は間違いなく起きています(ヤフーファイナンスの日経平均株価期間5年のチャート参照)。
ですので、チャンスは十分です。
NISAとのお付き合いは、深情けなど必要ありません。
割り切った関係で十分でしょう。
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