企業倒産件数は13カ月連続減少だそうです [報告]
中小企業金融円滑化法が再々延長されることなく、今年3月で失効しましたが、それに先立って、
5万社に倒産リスクがある
などと喧しく報じられていました(産経ニュース2013年3月29日「中小企業円滑化法、3月末で終了 5万社が倒産リスク 銀行の貸し渋りが障害」)。
ですが、蓋を開けてみれば、
4月以降、倒産件数は増えるどころか 微減
という結果となっています(東京商工リサーチが2013年12月9日発表した全国企業倒産状況「2013年11月の全国企業倒産 862件 13カ月連続減少」)。
金融庁としては、押さえ込みが効かず、倒産が頻発したとしても、
「我々の努力の結果、この程度の倒産件数に納まっている」
と言うことができるよう、
倒産件数として目一杯に見積もった件数が5万社
だったわけですね、今から思うと。
今年の3、4月には、東洋経済オンラインの2013年3月31日の記事「モラトリアム法終了で、倒産が急増するか」のような報道が頻繁になされていましたが、
このように囃し立ててくれると、さらに、
倒産を押さえ込んだ金融庁の優秀さが 際立つように見えます。
演出効果 抜群。
2013-12-11 17:19
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