謝罪しましたよね (てへぺろ)

朝日新聞社は、今年(2014年)5月20日付朝刊で報じた、東電「吉田調書」に関する記事を取消し謝罪をしたということです(朝日新聞DIGITAL2014年9月12日「朝日新聞社、記事取り消し謝罪  吉田調書『命令違反して撤退』報道」)。   

私も昨夜、木村伊量社長が謝罪している姿を 日テレのNEWS ZEROで しっかり見ました。

 

テレビでは木村社長が深々と頭を下げている姿を報じていましたが、木村社長の「みなさまに深くおわびします 朝日新聞社社長・木村伊量」というペーパーを読んでみると、「吉田調書」のくだりについて、

「…、その後の社内での精査の結果、吉田調書を読み解く過程で評価を誤り、 『命令違反で撤退』という表現を使ったため、多くの東電社員の方々がその場から逃げ出したかのような印象を与える間違った記事になったと判断しました。…」、

「… 。 現時点では、思い込みや記事のチェック不足などが重なったことが原因と考えております…」    

と述べてみえます。

 

「読み解く過程で評価を誤り」、「思い込みやチェック不足が重なった」ため、

読者の誤解を招く記事となってしまっているので、記事を取消すと言っているだけで、

記事が誤報であったことを 正面から認めているわけではありません。 

 

結局、記者会見は「記事は取消しましたし、謝罪もしましたよね～」(てへぺろ)  と言うためのアリバイ工作か。