「刑法犯、戦後最小ペース 1~6月認知件数8.8%減 」に触発されて [感想]
「刑法犯、戦後最小ペース1~6月認知件数8.8%減」ということだそうです(警察庁「犯罪統計資料平成27年1~6月分」)。
それが 犯罪が減って治安がよくなりつつあるということであれば、よろこばしいことなのですが。
実際はどうなのでしょう。
窃盗罪の検挙件数が一般刑法犯の全検挙件数に占める比率は 昨年(2014年)は 63.6%でしたが、
驚いたことに 1980年代ですとその比率は 80%もありました。
しかも、1980年代の窃盗罪の検挙率は 50%ほどでしたが、最近の窃盗罪の検挙率は25~27%ぐらいのものです。
直近の平成26年(2014年)ですと、窃盗罪の検挙率は26.2%でした。
一般刑法犯の検挙率は、平成26年(2014年)ですと30.6% でしたので、窃盗の検挙率は、 4%下回っていることになります。
窃盗罪は、一般刑法犯の検挙率を引き下げるお荷物のようです。
犯罪統計上も 消し去りたいのではないでしょうか。
それが認知件数の大幅な減少なのではないかと妄想してしまいます。
2015-07-24 22:28
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