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ダメージ・コントロール [困惑]

東京地検の女性検事が「認めれば略式起訴にとどめる」と持ちかけたことが分かり、その女性検事は依願退職したということです(YAHOO!JAPANニュース TBS Newsi2015年12月12日(「『女性検事認めれば略式起訴に』  容疑者に持ちかけ」) 。

 

検察ネタなので、いつものように朝日、読売、毎日、産経は沈黙。 新聞雑誌記事横断検索で確認しましたが、新聞では、

京都新聞  「女性検事、不適切取り調べ  『犯行認めれば処分軽く』 東京地検  痴漢容疑など3人に」   

静岡新聞  「女性検事  不適切取り調べ  女性検事が依願退職」

秋田魁新聞  「東京地検で不適切取り調べ  女性検事が依願退職」

の3紙しか報じていないようです。

3紙の記事の元ネタは、共同通信社が配信した「女性検事が不適切取り調べ  『認めれば処分軽く』」のようで、TBSニュースの報道より充実していて、しかも微妙な違いがあります。

共同の記事では、 

◎  女性検事は20代。

◎  今年9月ごろ、迷惑防止条例違反事件の男の弁護人から東京地検に苦情があり、発覚した。

◎  司法取引と受け取られかねず、検察内部でも不適切な利益誘導だとして問題となった。

◎  女性検事は、痴漢をしたとして東京都迷惑防止条例違反容疑で逮捕、送検された男に、犯行を認めれば公開の裁判ではなく、書面で審理される略式起訴にとどけると持ちかけた。

◎  女性検事は、別の暴力行為処罰法違反事件でも、否認する容疑者に同様の発言(認めれば、略式起訴にとどける)をした。

◎  女性検事は、麻薬取締法違反容疑で勾留中の暴力団組員には、弁護人を解任すれば接見禁止を裁判所に請求しないと話した。 

◎  司法取引をめぐっては、共犯者らの犯罪解明に協力した容疑者や被告の刑事訴追を見送ることができるようになる刑事訴訟法改正案が先の国会に提出され、継続審議となっている。自分の罪を認めた容疑者らに適用する規定は盛り込まれていない。

◎ 東京地検の落合義和次席検事は「個々の検事の退職理由についてはコメントを差し控える」としている。

という記事(全510字)です。

インターネットの共同通信47ニュースの方(2012年12月12日「女性検事が不適切取り調べ  『認めれば処分軽く』」も、元記事が大幅に編集されたものとなっています。検閲でもされているかのようです。 


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