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第三者委員会報告書 と 私的鑑定意見書 [報告]

旧村上ファンドの 村上世彰氏が依頼した、

「村上世彰氏らに対する相場操縦嫌疑事件に係る第三者委員会」が、

調査・検証報告書 

を証券取引等監視委員会に先週、提出したということだそうです(テレ朝news2016年3月25日「村上元代表『罪にあたらない』第三者委員会が報告」、ロイター同日「村上ファンドのTSI株相場操縦罪、成立しない可能性濃厚=第三者委員会」)。

テレ朝newsによれば、第三者委員会がまとめた調査・検証報告書には、

「告発するためには村上氏が市場の厚生を害したと評価できるような事情が必要」、

「事実認定上も法的観点からも相場操縦の罪にはあたらない」

ということが書かれていることになるようです。

 

今回の嫌疑は、TSIホールディングス株の空売りによる相場操縦です(日本経済新聞2015年11月26日「村上元代表を強制捜査  アパレル株の株価操縦の疑い」)。

投資会社「(株)C&I ホールディングス の代表者である村上氏の長女も事情聴取されているということでしたので、

「村上氏に対する相場操縦嫌疑事件」 

という表現がされているのでしょう。

 

村上氏は今回の件を受けて、強制捜査の翌週になる、昨年(2015年)12月4日には、

Yoshiaki Murakami Official Site / 村上世彰オフィシャルサイト

を開設。C&Iホールディングも、同社ホームページ上で 村上氏のオフィシャルサイトを紹介し、村上氏に協力をしていました。 

 

村上氏が、第三者委員会の設置を依頼していたことは、これまで一切報じられていませんでした。

村上氏のオフィシャルサイトは、村上氏の見解を述べる場として村上氏が設けたもののはずですが、TSI株の空売りが株価操縦に該当しないと判定してくれた、「村上世彰氏らの株価操縦嫌疑事件に係る第三者委員会」が作成した 調査・検証報告書はアップされていません。

 

また、第三者委員長の委員長は宗像紀夫弁護士であることは以外は、誰が委員なのかすら明らかにされていません(テレ朝newsに映っているのは弘中弁護士のようではありますが、何も公表されていません。)。

どんな中身の報告書なのかも皆目わかりません。

 

裏も取らないで ネタ元の指示に従った記事が、今回の記事ではないでしょうか。


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