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少しおかしな のり弁 [情報提供]

 東京地裁での証人尋問も近づいてきました。最後の開示請求かと思いつつ、令和元(2019)年5月8日(水)に行われた会議に関し開示請求をしました。


 あいちトリエンナーレのあり方検討委員会が作成した2019年12月18日付け「『表現の不自由展・その後』に関する調査報告書」の34頁で、同年5月8日に「・不自由展実行委員会、芸術監督、事務局で顔合わせを行い、事務局から懸念事項を伝え、不自由展実行委員会からは2015年の不自由展開催時の警備に関する話を聞く。」と書いてはありましたが、その詳細は不明でした。

  証人尋問を近づいてきたので積読状態にあった「あいちトリエンナーレ『展示中止』事件」を読んでみたところ、あいちトリエンナーレ事務局次長判示忠明(当時)が「不自由展開催にあたって主催者としての警備関連の懸念事項」という表題の文書提出を提出していることが書いてありました。

岡本有佳氏が 18頁 に書いているままを引用しますと、

「五月八日、不自由展委員会の五人で、初めて海上である愛知芸術文化センターを訪問し、海上のスペース、計上などを確認し、レイアウトなどを協議した。

   現地視察のあと、不自由展委員五人、津田監督、あいトリ事務局の判示忠明あいちトリエンナーレ実行委員会事務局次長・愛知県県民文化局文化部トリエンナーレ推進室長(以降、あいトリ側との交渉は主に津田監督と判示室長が中心となる)ほか事務局三人ほどで会議をした。各作家の展示プラン話し合い、あいトリのキュレーターと相談していきたい旨を再度伝えた。

   この日、判示推進室長から、「不自由展開催にあたって主催者としての警備関連の懸念事項」を文書で示された。主な内容は「天皇の肖像使用、慰安婦像展示にかかる保守系団体等からの抗議」「法律への提出(猥褻との関係)」「被爆者、障害者等関係団体からの抗議」「公平性確保」などで大冊などの意見交換をした。」(下線は私が付しました)


   5月8日の時点で、「天皇の肖像」ってどういうこっちゃということで、俄然、興味が湧いてきました。

そんなわけで、4月30日に開示を求める行政文書を、

「令和元年5月8日、あいちトリエンナーレ事務局次長判示忠明が、表現の不自由展・その後に交付した『不自由展開催にあたって主催者としての警備関連の懸念事項』と題する文書と添付書類全部、並びに、当日の会議録」

ということとして開示請求をしました(開示請求書は これ  )。


   今朝開示を受けた文書(A4×2枚)は すっかり のり弁当 の これ  になります。

それの一部開示決定通知書は これ  です。


開示請求書の内容を細切れにして送ってきた、2通の不開示決定通知書は

これこれ でした。

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あいちトリエンナーレ「展示中止」事件: 表現の不自由と日本

あいちトリエンナーレ「展示中止」事件: 表現の不自由と日本

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2019/11/28
  • メディア: 単行本



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コメント 1

会証

お疲れ様です。

不開示とはいえ、警備に関する懸念事項の書類は不存在ではなく、存在が明言されましたね。

5/8ですか…
by 会証 (2023-06-13 21:20) 

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