消費者金融のテレビ広告 [調査]
8月27日の「マツコ&有吉の怒り新党」を見てて、ふと、
「消費者金融のコマーシャルが最近多くない?」と思いました。
番組スポンサーがアイフルで、番組後も アコムのCMが立て続けに流れていたのでそう思っただけなのかもしれません。
実際のところ、どうなのでしょう。
ネットでほんの少しだけ調べたところ、
ビデオリサーチ社 がホームページのプレスリリースで、
2009年から2013年までの5年分の、
関東地区、関西地区、名古屋地区の3地区における、
商品種類別年間CM総出稿量<番組+スポットCM>
のデータを載せていることを見つけました(データ:2013年、2012年、2011年、2010年、2009年) 。
莫大な額の広告宣伝費が使われている業界のことですから、もう少し真剣に調べれば、さらに詳細なデータも見つけることができるのでしょうが、時間がないのでここで妥協です。
ビデオリサーチの商品種類別年間CM出稿量では、
「商品種類」を分類していており、「他の金融」が消費者金融のことを言っているのだろうと容易に推測できます。
ただ、「他の金融」が消費者金融だと明確に指摘している文章が見つかりません。
むしろ、「クレジットカード、ローンを含む『他の金融』」とか、「カードローンを含む『他の金融』」などと、
「他の金融」は消費者金融であることを認めたくないかのような表現がされたりしています。
ですが、2006年当時のプレスリリースを見たりすると、 「他の金融(消費者金融など)」という表現を使っていたことが確認できました(2006年8月30日の「2006年4月~6月期のインターネット広告出稿の動向をまとめました」等)。
「他の金融」≧消費者金融 であるか、「他の金融」≒ 消費者金融 という理解でよさそうです。
「他の金融」とは厳密には消費者金融ではないことになりますが、大掴みには、「他の金融」とは消費者金融のことと理解して大過なさそうです。
下表は、ビデオリサーチ社の上記したデータを使い、
関東、関西、名古屋の三地区における、2009年から2013年までの各年の「他の金融」の年間CM出稿量を対比させた表となります(2段目の表は作表の基礎データを整理したものです。)。
テレビでの露出は、底だった2011年と比べると、2013年ではそれより70%程度増加していることになるようです。
最近、消費者金融のCMが目に付くようになったと思ったのも、それはもっともなことだと言えそうです。
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