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ある月極駐車場の謎 [調査]

司法修習の期間を含めると 名古屋地方裁判所近辺の移り変わりをおおよそ25年見続けていることになりますが、

私の事務所が所在している名古屋市中区丸の内から東区泉の辺りでは、「連絡先  ◯◯」と書かれた月極駐車場の看板が目に入ってくる機会が 増えてきている気がしています。

   

その駐車場の土地は、元は古い建物が建っていたところでした。

借家人(か、借地人)が出たあと、地主の◯◯が建物を取壊し、駐車借家人退去後、建物を取壊して更地にして、駐車場として管理しているのでしょう。

それだけのことであれば、「連絡先 ◯◯」の看板を見かける機会が増えるわけでありません。

「連絡先 ◯◯」がすごいのは、いったん更地の駐車場にした後は、建物を建てることなく、10年も、20年も ずっと 更地の月極駐車場のまま管理している点です。

だからこそ看板が目に入ってくる機会が増えてきているわけでもあります。

     

「連絡先 ◯◯」の月極駐車場の看板を発見する都度、

収益性が低い駐車場として土地をホールドし続けることが可能な、潤沢な資金力に感嘆していました。

 

「『◯◯』とは一体、何者」と探求したい気持ちを 持ち続けていたのですが、

私の周りの方は 何も知らない人ばかりで、はっきりした答えは解らずじまいで今日まで来てしまっていました。 

 

たまたま、知人の御先祖様のことを調べていたところ、神戸大学電子図書館システムデジタル版新聞記事文庫

が保管する、

時事新報社が大正5年に連載していた「第三回調査全国五拾万円以上資産家との記事の 愛知県の回に情報を発見しました(「123」のファイル 参照)。

 

 時事新報社(T5調査).jpg

 

大正5年の200万円 ということですが、現在の消費者物価は 当時の2000倍は下らないと思われますので、資産40億円ということなりそうですが、

資産は不動産(土地)なので、もっと凄いことでしょう。


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