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景気はよくなりつつある? [感想]

内閣府が毎月公表する景気指標に 景気動向指数 というものがあります。
      
景気動向指数.jpg
この景気動向指数には、景気の動きに先駆けて動く指数(先行指数)、 景気とほぼ一致して変化する指数(一致指数)、経費木の動きを後追いする指数(遅行指数) の3 系統のものがありますが、
現在採用されている、先行、一致、遅行の各指数は左の表のとおりです(内閣府HP「景気動向指数の利用の手引」 「4 第11次改訂の主な内容」「採用系統の入換え等」「景気動向指数採用系統の新旧対照表」参照)。
   
厚生労働省が先月末の5月31日に発表した平成28年(2016年)4月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比 0.04 ポイント上昇の1.34倍だったということです。その結果は、平成3年(1991年)11月(1.34倍)以来、24年 5カ月ぶりの高水準だということです。
     
また、雇用の先行指標とされる新規求人倍率の方も 0.16ポイント上昇の2.06倍だったということで、3 カ月ぶりの上昇になるとのことです(日本経済新聞2016年5月31日「有効求人倍率、4月は 1.34 倍 に上昇  24年5月ぶり高水準)。 
     
この日経の新聞記事の元データは、厚労省が5月31日発表した「一般職業紹介状況(平成28年4月分)について」中の報道発表資料「一般職業紹介状況について(PDF:954KB)」となります。

      
雇用状況の改善は、有効求人倍率がいつも最低位である 沖縄労働局が発表している「職業安定業務月報(平成28年4月) おきなわ」を見てみた方が、その勢いを実感できるのではないかと思います。
     
 
有効求人倍率の推移は、
   
平成23年(2011年)    0.31
           ↓
平成24年(2012年)    0.42
           ↓
平成25年(2013年)    0.57
           ↓
平成26年(2014年)    0.73
           ↓
平成27年(2015年)    0.87
           ↓
平成28年(2016年)4月  0.94 
 
となっており、雇用状況の目覚しい回復が見てとれます。