証拠調査士 ? の名刺を見た [感想]
「証拠調査士は見た!」という本を書いてる人の名刺をコピーさせていただきました。
知人が残業代絡みの相談をしたところ、
裁判は証拠で決まるので、(証拠を集めることができない)弁護士に頼んでも当てにならない。
頼もうとしている弁護士の費用の金額を教えてもらえるのであれば、それよりも安い値段で弁護士を紹介してあげることができる。
紹介する弁護士の費用と、自分の調査費用を足しても、頼もうとしていた弁護士に払う予定であった費用よりも安くすむことになります。
と営業をかけられ、その際、2枚の名刺をもらったということでした。
(注意) 「証拠調査士」などという国家資格は存在しません。 誤解のないようブログをお読みください。
1枚は、株式会社〇〇〇〇 代表取締役 ×××× と表記された、ありきたりのもの。
もう1枚は、
事務局長
× × × ×
△△△△法律事務所
東京都港区浜松町 …
という、証拠調査士さんが法律事務所に所属し、その法律事務所で事務局長をしているというものでした。
調査証拠士さんは、とある法律事務所の事務局長を標榜して、営業をされているようです。
証拠調査士さんが所属していることになっている法律事務所を、
日弁連の弁護士情報検索で調べてみたところ、
法律事務所は、名刺どおりなら個人のはずなのですが、法人化されて弁護士法人になっていました。
事務所所在地も名刺の所在地ではありませんでした。
名刺裏面には、法律事務所所属の弁護士の氏名が記されていますが、
代表弁護士以外の弁護士は現時点ではその法律事務所には所属していないようです。
証拠調査士さんは、何時の名刺を使って、営業をしているのでしょう。
証拠調査士さんのホームページを見たところ、
証拠調査士さんはコンサルをされているということのようで、
「値段の目安 」として、
「国内コンサル法人一社あたり1ヶ月 25万円の顧問契約(参考)契約についてはご相談に乗りますのでお気軽にお問い合わせください。」
と書いてありました。
トラブル臭がプンプンしてきそうです。
事務局長の名前を標榜することを弁護士さんの方も、よくぞ許しているものですね。
おっかなくは ないのでしょうか。