11月24日蟹江選管に行った [感想]
令和2年11月24日(火)に蟹江選管に署名簿閲覧に行ってきたという発信をツイッターで発信していることがいることは現在でも確認できる(赤線部分は私が付しました)。
このツイートは、2020年11月24日の 18時13分に発信されたことを表わしていますよ。
津島市から愛知選管への報告内容が正しいのであれば、11月24日に閲覧し、「6割強の不正と思われる署名簿確認」とのツイートの方が、フェイクになりませんかと述べてるだけのことです。
両方とも正しい ということはありえまろんないことです。
どうやら、ちょうらかされたようだ [感想]
私も日常的に使いますが、名古屋弁には「ちょうらかす」という方言があります。
「からかう、ひやかす、ばかにする」という意味だとの説明がなされていますが、「ちょうらかされる」という受動態を使った表現の場合には、「騙された」という意味合いで使われています。
あいちトリエンナーレで、黒字が出た場合の 愛知県と名古屋市の負担割合が 3:1であることを記している行政文書の開示請求を半年前にしていました(令和3年1月31日付行政文書開示請求書参照)。
「県民文化局文化部文化芸術課国際芸術祭推進室調整グループが管理する下記文書。
1 2019年度あいちトリエンナーレ実行委員会が、名古屋市に対して負担金請求訴訟で請求する33,802千円の請求根拠となる、同会と名古屋市の約定書
2 2019年度あいちトリエンナーレ実行委員会と、愛知県及び名古屋市との間で、負担金の負担割合を定める文書。また、利益が発生した場合の利益配分を求める文書。」
愛知県からは2月15日の決定期間延長後、3月17日に開示をしてもらいました(行政文書開示決定通知書参照)。
開示決定通知書では行政文書の名称が、
「・あいちトリエンナーレ実行委員会負担金交付決定通知書
(あいちトリエンナーレ実行委員会が、名古屋市に対し負担金請求訴訟で請求する 33,802 千円の請求根拠となる、同会と名古屋市の約定書)
・あいちトリエンナーレ実行委員会運営会議(平成31年3月27日開催)配布資料のうち議案1 平成31年度事業計画及び収支予算について
( 2019年度あいちトリエンナーレ実行委員会と、愛知県及び名古屋市との間で、負担金の負担割合を定める文書。また、利益が発生した場合の利益配分を求める文書。)」
となっていました。私が開示請求をした文書が全部開示されたことになっているかのような開示の内容となっていましたが、そんなことまで開示の際には気が付きませんでした。
担当者から A4の紙を6枚もらいました。
もらった紙は
① 平成31年4月16日付け「あいちトリエンナーレ実行委員会負担金交付決定通知書」(A4×2枚)
➁ 議案1 平成31年度事業計画及び収支予算について(A4×1枚)
と書かれた計3枚と、
A 平成29年3月31日付け「あいちトリエンナーレ実行委員会負担金の実績報告について」(A4× 1枚)
B 平成28年度収支計算書(A4×1枚)
C 2019年度あいちトリエンナーレ実行委員会収入内訳(A4×1枚)
と書かれた 3枚の、計6枚でした。
担当の方は、私にA、B、Cの3枚の文書を順次示して、「愛知県及び名古屋市との間で、負担金の負担割合を定めた文書はありません。平成28年時には、摘要欄に『 戻入額 県:市=3:1』と書いてあるように、県3、市1の割合での配分しています。参考にしてください。」と説明してくれ、3枚の紙をくれました。
その際には「30円儲かったな」という感想しか持ちませんでしたが、帰り道で よくよく考えてみると、私は
「2019年度あいちトリエンナーレ実行委員会と、愛知県及び名古屋市との間で、負担金の負担割合を定める文書。また、利益が発生した場合の利益配分を求める文書。」の開示を求めていたわけですが、そんな文書はもらっていません。
そうであるなら 「行政文書不開示決定」をもらわないといけませんでした。
外形上は、私は愛知県から「2019年度あいちトリエンナーレ実行委員会と、愛知県及び名古屋市との間で、負担金の負担割合を定める文書。また、利益が発生した場合の利益配分を求める文書。」の開示を受けた格好になっています。ミスでした。
愛知県の担当者に 上手いこと ちょうらか されてしまいました。
でも、1回限りのゲームをしているわけではありません。
同じ内容で、再度、開示請求をすれば、次は「ない」という回答はもらえるわけなので、実害はありません。
むしろ、平成29年3月31日付け「あいちトリエンナーレ実行委員会負担金の実績報告について」から、儲けが出た場合にはその儲けを、愛知県と名古屋市とで、単純に3対1で配分していたことが分かりました。加えて、分担金請求の根拠は、あいちトリエンナーレ実行委員会運営会議の予算の議決であることになることもよく理解することができ、得るところもありました。
忘れてましたが、こんな不開示決定をもらっていました [感想]
愛知県に対し、ダイレクトに
「あいちトリエンナーレ2019では、平成31年3月27日開催の実行委員会運営会議で愛知県の負担金を652,222,000円とすることを議決している。しかし、同委員会は愛知県に対し同月29日に、 535,222,000円の交付申請書を送付している。同会が愛知県に 1億1700万円減額請求した根拠を示す文書。」
という内容で行政文書の開示請求をしていました。
結果は、
「愛知県情報公開条例第11条第2項の『開示請求に係る行政文書を管理していないとき』に該当 開示請求に係る行政文書を作成又は取得していないため。」
との理由での不開示でした(令和3年7月15日付け 行政文書不開示決定通知書 参照)。
論拠なしということなどないでしょうから、開示請求が稚拙だったのでしょう。
どのような開示請求をすればよいのか、教えを乞います。分かる人、教えてください。
芸術監督が展示したいとの強い意向を持っていたと理解するのはおかしいですか [感想]
昭和天皇が燃やされている大浦信行氏の映像作品「遠近を抱えて PartⅡ」が、あいちトリエンナーレで展示されることとなった経緯について、あいちトリエンナーレのあり方検討委員会は2019年12月18日付け「『表現の不自由展・その後』に関する調査報告書」の中で比較的詳細に報告をしています。
抜き書きしますと、
・ 「遠近を抱えて PartⅡ」は、当時公開予定であった新作映画「遠近を抱えた女」から天皇の写真が燃えているシーンと従軍看護婦の女の子の前作の最後の方の登場シーンを抜き出し、2014年に公開した90分の映像作品「靖国・地霊・天皇」からイメージ部分の映像を重ね合わせて、20分にまとめたもの(56頁)。
・ 今回の不自由展では、かつて富山県立近代美術館の所蔵で「86富山の美術」に出品され、その後売却された4展を出品する予定だったが、スペースが狭いことから、前記、後記で2点ずつ展示される予定だった。2019年5月8日ミーテモングにて、不自由展実行委員会から、大浦氏が新作映像もセットで出品したいとの意向が示された。その後、不自由展実行委員会の小倉氏が、新作映像は「検閲」というコンセプトに合わないとの意見を大浦氏に伝えたところ、大浦氏は、検閲された作品としてではなく、芸術作品として鑑賞してほしいという考えを示し、いったん作品の辞退を申し出た(5月21日)。5月24日、芸術監督はDVDを入手。5月27日、芸術監督が大浦氏、不自由展実行委員会と会い、版画とセットの関係資料という位置づけで、最終的に出品することに合意した(69頁)。
・芸術監督が公表した「2019年8月15日(木)あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」に関するお詫びと報告」という文書に以下の説明があった。〔以下、該当部分を引用〕①「今年4月8日夜に行われた対談番組で、「表現の不自由展・その後」の企画説明をしているときに、いくつかの不適切な発言がありました。」(中略)「もう1つは、番組内で天皇制について東浩紀さんに聞かれたとき、「2代前じゃん」などと答えたことです。なぜこのように答えたのかというと、大浦さんの新作の映像作品では若き日の昭和天皇の肖像写真が燃えているところが写るのですが、まずこの元になった作品が「日本人としての自画像を表現するために昭和天皇をコラージュした作品」という説明を受けていたこと。また昭和天皇は今上天皇から見て2代前の天皇であるため、これを燃やす映像表現であっても、現在の日本の体制に対する反抗等には当たらないと受け止めていたからです。戦後生まれの僕にとって、天皇とは、敗戦によって元首の座を降り、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴となった以降の昭和天皇であり、上皇であり、今上天皇を指していました。大浦さんの作品に使われていた主権者としての昭和天皇は、僕にとっては、それ以前の天皇と同じように、歴史的、象徴的な存在だったのです。この点については、そうではない人々が抱く感情についてもっと想いを馳せるべきだったと反省しています。」(81~82頁)
下表は、検証委員会が別冊資料1として提出している「データ・図表」33頁にある「大浦信行『遠近を抱えて PartⅡ(新作映像)』の展示に至るまでの経緯・概要」と題する表です。
この表の方が、活字を読んで内容を理解していくよりも、経緯が一目ですね。
経緯は、
4/8 ニコニコ動画の対談 → 5/ 小倉氏,大浦氏へ意見
→ 5//21 大浦氏辞退申出→ 5/27 出品合意
だったということになります。
芸術監督は、検証委員会の(中間)報告の内容に関し「芸術監督からの意見」と題する意見書を提出して意見を述べいます。
ダウンロードしたPDFファイルを「大浦」でキーワード検索すると、9頁、12頁、25頁、26頁、参考資料1⑴添付資料➁の1頁目、参考資料1⑵の2頁目に「大浦」がヒットしますが、経緯の整理に誤りがあるとの芸術監督からの指摘はありません。
2019年4月8日のニコニコ動画での東浩紀氏とのトークでは「二代前の天皇が燃えてる」と言われていますが、出品が予定されてないかったはずなのに、どうしてそのようなトークをしているか、その説明を誰も何もしていません。
その点は措くとして、そのような経緯を経た上で、芸術監督が、大浦信行氏の作品展示をしたかったため「、映像を流してくれなければ展示しない」との大浦氏に譲歩したとの事実認定は 容易にできるのではないかと私は思います。
検証委員会の報告では、2019年4月11日に選任されたアシスタント・キュレーターがいるみたいなのですが(66頁「実務を担うアシスタント・キュレーター」)、この人物が報告書70頁に出てくる「展示を任されたアシスタント・キュレーター(愛知県美術館学芸員)」とは別の人物だろうと思われるのですが、どうすれば別人であることがはっきりすることができるのでしょう。
最後に、webDICEというサイトの骨子の眼が2019年8月24日に発信している「あいちトリエンナーレ津田大介監督インタビュー」というインタビュー記事がありますが、なかなか内容を読み解くことができません。
事件直後のインタビューで内容的にも極めて興味深いと思います。
予算執行額が約2000万円だったという単純なこと [感想]
愛知県選挙管理委員会が支出したリコール署名の調査費は、てっきり5200万円かと思っていました。
この調査費について、今朝の中日新聞の記事では、調査費は約2000万円であるとの書き振りでした(2021年6月11日「署名偽造『調査費、高須氏に請求を』 受任者の豊川市議、愛知県に要望へ」)。
倉橋市議も5000万円と言っていたはずなのに、どうしてなのだろうかと不思議に思っていた矢先、中日新聞の記者から電話をもらったので理由を聞きました。
理由は単純なことで、
予算5200万円だが、執行額は2000万円だった
ということでした。
愛知県選挙管理委員会には今年2月以降の委員会会議録を開示してもらっていましたが、会議録には調査費の執行額に関する報告は何も記載されていませんでした。
開示請求のため電話を入れて確認したところ、
「会議録には載っていない」ということなので、開示請求をすることにしました。
な~んだという下らない話。
40万×50円=2000万円なので、1筆の調査費用は50円ということか、ふ~ん。
(追加)
愛知県選挙管理委員会が愛知県警に対して地方自治法違反の告発状を提出した令和3年2月15日の翌日移行、開示請求日である同年5月13日までの間に、同会では4回の会議が開催されています。
開催日は
① 令和3年3月15日
➁ 令和3年3月29日
➂ 令和3年4月14日
④ 令和3年5月12日
でした。
見過ごせないな [感想]
昨日、民事訴訟の期日の後、司法記者室で
「リコールの会の署名の件で、個人情報が流出したり、代金が支払ってもらえないなどして、本当に困った人を救済するため、私は「全部責任をとる」と言っています。その考えは変わりません。お金目当てで理由のない請求をしてくる人に対しては、全面的に争います。」
と、被告本人のコメントを読み上げた。
ニュアンスを違えて報道してもらっては困るので、正確に報道してくれるよう、何度か念を押した。
昨日、訴訟を傍聴していた原告関係者のツイートを見つけた。
一人は、
夜勤明けから名古屋地方裁判所で高須らへの個人訴訟傍聴→集団訴訟弁護士(個人訴訟と同じ弁護士)と打ち合わせ→朝日新聞取材→CBC取材(明日放送予定)
もう一人は、
個人訴訟傍聴に朝、名古屋地方裁判所に。その後集団訴訟弁護士と打ち合わせ、昼から、〇〇〇とCBCへ集団訴訟の取材。 やります!集団訴訟。
とツイートしている。
報道機関が取材源を囲い込むため、寄り添った報道をしたのではないかとの疑念を持たざるをえない。
今後も、悪意、偏向報道が続くようであれば 先が思いやられる。
(追加)
午後0時56分に記す
報道番組「チャント」で訂正いただけるということになりました。
悪意、偏向報道は 私の妄想でした。悪口を言ってすみませんでした。
訴訟してみたところ [感想]
今日は今年2月12日のブログ「『覚書』が存在しないとは、どうやって検証したんだろう」の続きです。
愛知県に訴訟を起こしてみたところ、
「津田監督については、検証委員会委員によるヒリアング調査が行われ、その過程で検証委員会委員が口頭で本件文書について聞き取った。すなわち、津田監督が個人の立場で、本件記述で触れられているような内容の文書を不自由展実行委員会と取り交わしていたという趣旨のことを津田監督から聞き取ったものであるが、聞き取りの際に、検証委員会委員は、津田監督から、本件文書の提示は受けておらず、写しの提供も受けていない。」
との愛知県の主張が戻ってきました。
文書はないにしても、何らかの録音は残しているだろうと考え、再度、
「県民文化局文化部芸術課管理の「あいちトリエンナーレのあり方検討委員会調査報告書」中の2019年12月18日付け「『芸術の不自由展・その後』に関する調査報告書」75頁の記載に関連した下記文書
記
あいちトリエンナーレのあり方検討委員会が、津田大介氏ら関係者からヒアリングをした際のヒアリングの内容を録音した録音物、ヒアアリングの内容の録音を反訳した反訳物ないし反訳内容を要約した文書」
の開示請求をしてみました。
先程その請求に対し、
「開示請求に係る行政文書を作成又は取得していないため」
との不開示理由を記した「行政文書不開示決定通知書」が郵送されてきました。
「県予算を使った上で、ヒアリングした記録を何も残さず、調査を終えていることになるが到底容認できるものではない。愛知県民が知ったらいい加減さに驚くだけでなく立腹し、税金の無駄使いと強く指弾するだろう」などと、言いたくれを書いた準備書面を提出しましたが 負け犬の遠吠え。
稗田阿礼 並の記憶力の委員がヒアリングをされたわけなら仕方がない。
(令和3年7月14日 追加)
先ほど、口頭弁論があり、訴えを取り下げた。
「検証委員会委員全員が、ヒアリングの際全員立会い、同一の情報を委員全員が共有したので、記録化は不要だった」いうことを言うのであろう。
検証委員会が雑な組織であったことを露呈しているだけだろう。
まぜ込まれたら、分からんわな [感想]
愛知県議会の平成31年2月定例会で、平成31年度愛知県一般会計予算が議決されています。
愛知県公報を見てみると、平成31年3月22日に知事が告示しています(平成31年3月22日付け愛知県公報 )。
平成31年度愛知県一般会計予算上、あいちトリエンナーレ2019関係事業費の歳出は 652,222千円 でした。
下表は、愛知県の「平成31年度当初予算の予算議案及び予算に関する説明書」の「予算に関する説明書」「歳出2 [PDFファイル/1.98MB]」の113、114頁をくっつけて見やすくしたものです。
あいちトリエンナーレ2019の関係事業費については、重要施策の概要の「第4(6) 文化・スポーツの振興 [PDFファイル/561KB]で、
あいちトリエンナーレ2019関係事業費
652,222 千円
開催時期 平成31年8月1日~10月14日
開催場所 愛知芸術文化センター
名古屋市美術館
四間道・円頓地地区等
豊田市内
と施策の概要説明がされています。
愛知県議会で平成21年度一般会計予算が議決された5日後の平成31年3月27日に、あいちトリエンナーレ実行委員会運営会議では、愛知県の負担金を 652,222千円 とする 同会の平成31年度事業計画を承認しています。
なぜ、減らす。
不合理極まりません。
愛知県議会の、令和2年11月11日開催された「令和2年一般会計・特別会計決算特別委員会」で、あいちトリエンナーレ2019の決算に関して質疑がされています(議事録)。
愛知県議会で議決された平成21年度一般会計予算の歳出予定額の 652,222千円 を、あいちトリエンナーレ実行委員会が減らして負担金支払いを求めていたなんてこと知らないだろうから、決算委員会でその点について質疑など出ていません。
混ぜ込まれたたら分からないわなぁ。
愛知県への負担金交付申請額が 1億1700万円減らされた理由(推論) [感想]
あいちトリエンナーレ実行委員会は、平成31年3月27日開催の運営会議で、平成31年度事業計画を承認しました。
運営会議で承認された事業計画は、
愛知県の負担金 652,222千円
名古屋市の負担金 171,024千円
というものでした。
しかし、その承認決議の2日後の平成31年3月29日に、
あいちトリエンナーレ実行委員会は
愛知県に対して、652,222千円ではなく、
535,222,千円
を交付するよう申請をしています(愛知県負担金.pdf)。愛知県の負担金が1億1700万円減っている内容の申請をしているということになります。
名古屋市への交付申請額の方は、平成31年4月1日に 171,024,000円で、あいちトリエンナーレ実行委員会の運営委員会で承認された金額どおり変わりません(名古屋市負担金.pdf)。
なぜ、あいちトリエンナーレ実行委員会からの、愛知県への負担金申請額が、運営委員会が承認した日から、たった2日で、1億1700万円減額して申請されることになったのかが 理由はまったく不明です。
また、減額幅が 1億1700万円なのは、何故なのでしょう。
あいちトリエンナーレ実行委員会が「2019年度あいちトリエンナーレ実行委員会収入内訳」(あいトリ2019-収入内訳.pdf)に当初予算として挙げている「国庫補助金」127,000千円の内訳である「文化資源活用事業費補助金」、「文化芸術創造拠点形成事業費補助金」、「団体助成金」に関する申請書の開示を愛知県から行政文書開示請求により受けました。
下表が、開示してもらった結果をまとめた表です。エクセルも添付しておきます(国庫助成金等(あいトリ2019).xlsx)。
国庫助成金等の申請先と申請額は、
① 一般社団法人自治体国際化協会へ 1,750,000円と1,000,000円、
➁ 一般社団法人地域創造へ10,000,000円、
➂ 文化庁へ6,300,000円、16,587,000円、1,000,000,000円
というものでした。
総額は135,637,000円で、127,000,000円ではありません。
予算として上げられている「文化資源活用事業補助助成金」は、金額からして、文化庁の1億円ということなのでしょう。
「文化芸術創造拠点形成事業費補助金 16,000,000円」とはどれなんでしょう。
また「団体助成金 11,000,000円」とは、採択された、一般社団法人地域創造へ10,000,000円と不採択であった一般社団法人自治体国際化協会の100万円ということなのでしょう。
あいちトリエンナーレ実行委員会が、愛知県に対して負担金申請額を減額した 1億1700万円は、」国庫補助金等1億2700万円」の全額から、一般社団法人地域創造からの助成金1000万円を差し引いた金額と合致します。
それが理由だったのではないかと想像しました。
小切手の振出人 [感想]
NHK/NEWSWEBが、リコールの会の田中孝博事務局長が広告関連会社に『リコール活動団体の名称を振り出し人にした小切手』を手渡していたと報じています(2021年5月22日 0時10分「リコール署名偽造 “活動団体振り出しの小切手を作業代金に”」)。知りませんでした。
記事は、
「会社関係者によりますと、去年10月下旬のアルバイトの作業が始まる直前、書き写し作業の代金の一部として田中事務局長からリコール活動団体の名称を振り出し人にした小切手を手渡されたということです。
会社は小切手を銀行で換金し350万円が支払われたということで、警察は代金の出どころなどを調べています。」
と報じています。
Q 銀行は、権利能力なき社団の政治団体と 当座借越契約 をしてくれるの ? 小切手帳をくれるの ?
記者は小切手など見たことなどなくて、取材対象者のしゃべくりをそのまま記事にしたということなのでしょうが、佐賀での偽造が発覚したのは3ケ月以上前のこと。小切手の仕組みを調べる時間は十分です。
デスクも何も言わずに通したことになります。
NHKが報ずる報道のレベルとして、レベルが低すぎではないでしょうか。